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りつこの読書と落語メモ

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二人のウィリング

 

二人のウィリング (ちくま文庫)

二人のウィリング (ちくま文庫)

 

 ★★★★

ある夜、自宅近くのたばこ屋でウィリングが見かけた男は、「私はベイジル・ウィリング博士だ」と名乗ると、タクシーで走り去った。驚いたウィリングは男の後を追ってパーティー開催中の家に乗り込むが、その目の前で殺人事件が…。被害者は死に際に「鳴く鳥がいなかった」という謎の言葉を残していた。発端の意外性と謎解きの興味、サスペンス横溢の本格ミステリ。  

 古典ミステリー独特のシンプルで静かな雰囲気を堪能。

自分の名前を名乗る男を見かけて気になって追跡したところから事件に巻き込まれるウィリング博士。潜入したパーティーで知人の女性とばったり会ったり、その男に事情を聞こうとしたところで…という導入部分でなんだなんだ?と物語に引き込まれる。

犯人はなんとなく予想がついたが真相には驚いた。1951年に書かれたというのにまったく古びてないというのはすごい。そして陰惨なのにどこか牧歌的なのも魅力。