りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

東洋館 29年初席 第二部

1/4(水)、東洋館 29年初席 第二部に行ってきた。
正月明け初出勤のこの日。17:30からの鈴本演芸場のチケットは取っていたんだけど、会社を12時で解放されたので、まだ時間がたっぷりある!
南なん師匠の交互出演の出番が当たっていれば上野広小路亭に行きたかったんだけど、残念ながらこの日はなし。
悩んだ末、メンツを見て東洋館の二部へ。
初めての東洋館!

・甚語楼 漫談
・歌之介 漫談
・三平 いつもの
ロケット団 漫才
・市馬「親子酒」
木久蔵金明竹
・小朝 いつもの
・正楽 紙切り
・一之輔「看板の一」
・菊志ん 漫談
・小円歌 三味線漫談
・権太郎「つる」

甚語楼師匠 漫談
この日、東洋館に来ようと思ったのは甚語楼師匠が出ていたからだったんだけど、一部が10分も押していて(あのつまらないいつもの漫談で10分押しって…がるるるる~)、そのおかげで甚語楼師匠は軽い漫談で下がって行った。とほほのほ。


ロケット団 漫才
ようやくちゃんと笑えてほっ…。
それでなくとも浅草演芸ホール以上にベタなお客さんで、テレビに出てる噺家さんやベタな漫談に大喜び。
みんなが笑っているとき私はちーっとも笑えない。私が笑ってるときまわりはほとんど笑わない。
それはまぁいいとしても、演芸中も地声で喋るしレジ袋がさがさし通しだし携帯鳴るしそれに出て地声で喋るし、もうオレだめぽ…。
心折れそうになっているときにロケット団が出てきてフツーに笑えて救われた。
ありがとう、ロケット団


市馬師匠「親子酒」
ようやく落語が聞けた…。
市馬師匠が「親子酒」って珍しい。
なんかあんまり酔っぱらってるようには見えなかったけど、でも安定の高座で気持ちを立て直す。ありがとう、市馬師匠。
高座の最中に携帯が大音量で鳴ってしかも全然止めてくれなかったら「おい、なんか鳴ってるよ」とおやじがおかみさんに言ったのがおかしかった。にこにこしながらのんびり言うから剣がないのね。


木久蔵師匠「金明竹
最近落語やるようになったんだねー。この間見たのと同じ「金明竹」だったけど、何年も同じ漫談よりはずっといいや。


小朝師匠 いつもの
いつ見てもほんとに同じ漫談ばかり…。
私は全然面白くないけど、他のお客さんはドカンドカンウケてたからきっとこれでいいんだろう?
落語がうまいとかすごいとかって聞くけど、一度もまともな落語に当たったことがない。
寄席には力を入れてない?大きなホールで高い入場料をとったときだけ本気を出すタイプなのかな。

一之輔師匠「看板の一」
短い時間でスピーディーに「看板の一」。やっぱりいいなぁ、一之輔師匠は。
説得力。
 
菊志ん師匠 漫談
地方の落語会で高座の作り方がわかってなかったりお客さんがどう聴いていいかわからなかったりするっていう話や各寄席のお客さんの質の話。
そこまで言うならよっぽど落語がうまいんだろう!と期待させておいて、漫談だけで下がるというのはどうなんだ?


小円歌先生 三味線漫談
浅草が似合うなぁ。
きれいだし楽しいし明るいしおめでたいし最高。毛羽立つ心を静めてくれた。すてき。


権太郎師匠「つる」
権太郎師匠がトリで「つる」!って驚いたけど、東洋館っていうのはそういう場所なんだね。
このつまんねぇー噺でも権太郎師匠がやるとこんなに面白いんだなぁ。
私はもうあの繰り返しのところで焦れてきちゃうんだけど、権太郎師匠は繰り返しが全然くどくなくてスピーディ。
だけど笑わせるところはくっきりと。
さすが。

というわけでココジャナイ感でいっぱいの私の東洋館デビューであったよ、よよよ…。
こんなことなら連雀亭に行けばよかった。上野広小路亭でもよかった。
でもまぁ2時間だったからそれほど疲れなくてよかったか。