りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

第27回たっぷり二席 馬石噺

4/24(金)、道楽亭で行われた「第27回たっぷり二席 馬石噺」に行ってきた。

・馬石「浮世床
〜仲入り〜
・馬石「お若伊之助」

馬石師匠「浮世床
大好きな囲碁の話をとりとめもなく話し続ける馬石師匠。
こんな風にとりとめもなく話をする馬石師匠を見たのは初めてでそれだけでお得な感じ。
寄席のトリの話も面白かったなぁ。
すごくかわいらしくてチャーミングで気を使う人という印象があるけど、天然と言うかマイペースなところもある人なんだな、という発見。だからこういう小さい会場の独演会って好きなんだよなぁ。

長いまくらを反省しつつの「浮世床」。
将棋、本、夢とたっぷりですごく楽しかった。大好きなんだよね「浮世床」って。特にこんなふうに通してやってもらえると、若い衆が集まってわいわいやってる感じが伝わってきてほんとに楽しい。

馬石師匠「お若伊之助」
前に聞いたことがあったけど誰のだったっけと検索してみたら小満ん師匠だった。ああ、あの荒木町の会はほんとによかったよなぁ…としばし思い出に浸る…。

馬石師匠のお若は弱々しくてなんともいえない色気があって見ていてちょっとこそばゆい。
伊之助の方がいったいどういう男なのかが謎のままなので、なんかかわいそうだなぁという気持ちに。
うまれてきた子どもは伊之助の子なのだろうか。まさか…。
そこまでやる型もあるようだが、馬石師匠はあえてそこはやらずに終わらせる形だった。