りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

浅草演芸ホール 4月中席昼の部 真打昇進襲名披露興行

4/16(土)、浅草演芸ホール 4月中席昼の部 真打昇進襲名披露興行に行ってきた。

・一猿「寿限無
・花ごめ「壺算」
・小せん「黄金の大黒」
・にゃん子・金魚 漫才
正蔵「狸の恩返し」
・百栄 漫談&小噺
・楽一 紙切り
時蔵「居酒屋」
歌笑「松山鏡」
・小猫 ものまね
・錦平「紀州
喬太郎「子ほめ」
・紋之助 曲独楽
馬風 漫談
〜仲入り〜
・真打昇進披露口上 司会:喬太郎 金馬、正雀、彦丸、馬風、市馬
正雀「豊竹屋」
・ホームラン 漫才
・金馬「紙入れ」
・市馬「出来心(前半)」
・小円歌 三味線漫談
・彦丸「湯屋番」&踊り(やっこさん)

小せん師匠「黄金の大黒」
お披露目興行だからおめでたく「黄金の大黒」。いいなぁ。すごく楽しくておめでたくて聞いてるだけでうきうきしてくる。
このサゲがほんとに好き。

にゃん子・金魚 漫才
全然笑えない漫才ってつらい。

百栄師匠 漫談
今日のお客さんに合せて?漫談。いつもの落語が脳にいい話などだったんだけどなんかすごく面白くて笑いっぱなし。
最後にスピード違反で捕まった夫婦の小噺。無口な旦那とおしゃべりな奥さん。これがまためちゃくちゃ面白かった。

時蔵師匠「居酒屋」
前に志ん橋師匠で聞いたことがある噺。
酔っぱらいが店の小僧をからかう噺なんだけどすごく楽しい。ずっと笑ってた。

真打昇進披露口上 司会:喬太郎師匠 金馬師匠、正雀師匠、彦丸師匠、馬風師匠、市馬師匠
披露目に久しぶりに来たのでなんか感動してしまった。特に正雀師匠がうれしそうに座っている姿にじーん…。いいなぁ。やっぱり。
馬風師匠の無茶ぶり(喬太郎師匠に小噺、市馬師匠に相撲甚句)にちゃんとこたえる二人が素敵。
最後の「お手を拝借」の音頭を取ることになった馬風師匠が「本来であれば金馬師匠がとるところですけどお年でもらしちゃうといけないので」と言うと、ぎろりとにらんだ金馬師匠。馬風師匠の発声にかぶせるように立ち上がって割って入ったのがすごくおかしかった。

正雀師匠「豊竹屋」
すごく楽しかった。お披露目の席に師匠がいて一緒に口上の席に並んでくれて落語をやってくれるって本当に幸せなことだよなぁ、としみじみ。

金馬師匠「紙入れ」
金馬師匠の落語はほんとにいいなぁ。のんびりしていて明るくて楽しくて。人間のかわいらしさがじんわりとにじんで。
楽しい「紙入れ」だった。

市馬師匠「出来心(前半)」
市馬師匠も出てきただけでうれしくなるなぁ。まぬけなどろぼうがどこまでも陽気で能天気で楽しい。

彦丸師匠「湯屋番」
いいなぁ。新真打のトリって。緊張と喜びが伝わってくる。
彦丸師匠を見たのはこれで2回目だったんだけど、確かに正雀師匠に似てるところがある!
所作がきれいで、落語のあとの踊りもよかった。