りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

夢一夜

4/1(金)、日本橋公会堂で行われた「夢一夜」に行ってきた。
大好きなこの会。
いつも好戦的な一之輔師匠が夢丸師匠を相手にするとふわっとゆるむのがたまらない。
ほんとに夢丸師匠はそこにいるだけでまわりを照らす太陽のような人だ。

・小多け「子ほめ」
・一之輔「人形買い」
・夢丸「干物箱」
〜仲入り〜
・夢丸「アンケートの行方」
・一之輔「百年目」

一之輔師匠「人形買い」
おしゃべりな定吉がちょっと「悪」な感じでなんともいえずおかしい。

夢丸師匠「干物箱」
貸本屋のぜんさんのふんどしが吉原の布団の下から出てきてあまりの汚さに本格的な消毒が行われるのがやたらとおかしい。

夢丸師匠「アンケートの行方」
持ち時間が10分しかないので短い噺をといってこの噺。なんだろこれ、芸協噺?
ばかばかしくも楽しくて笑い通し。

一之輔師匠「百年目」
自分が大事に思っているところを強調し刈り込むところは刈り込んでいる。
「遊ぶのはおおいに結構。隠れて遊ぶことはない」「もっと下の者に露を落としてあげてくれ」
旦那は懐が大きくてユーモアがある。一方番頭は不器用で融通がきかない。
そうか、この番頭は旦那にあこがれていい着物を着て大胆な遊びをしているけれど、それはまだ真似事で心底楽しんでいるわけじゃなくて背伸びをしていたのか。