りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

ベスト・ストーリーズI ぴょんぴょんウサギ球

ベスト・ストーリーズI ぴょんぴょんウサギ球

ベスト・ストーリーズI ぴょんぴょんウサギ球

★★★★

本邦初訳を中心に、伝統ある文芸誌“ニューヨーカー”掲載の傑作を選出したアンソロジーの新定番。全三巻刊行開始。第一巻は創刊(1925年)から1950年代まで。

なんか懐かしかった〜。学生時代、ニューヨーカー短編集が好きだったし、ラードナー、サーバー、そしてアーウィン・ショー!今読んでも甘さと苦さがあっていい。
最初の方に収められた何作かはピンとこなくて正直ちょっと古い感じが否めないなぁと感じたのだが、徐々に面白い作品が目立ってきて最後まで読んで「これは楽しい!」となった。

特に好きだったのが「雑草」(メアリー・マッカーシー)、「飲んだくれ」(フランク・オコナー)、「救命具」(アーウィン・ショー)、「シェイディ・ヒルのこそこそ泥棒」(ジョン・チーヴァー)、「楢の木と斧」(エリザベス・ハードウィック)。
また読みたい作家が増えたヨロコビ。そして全部で3巻出ることがすでに決まっているのがうれしい。