りつこの読書と落語メモ

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上石神井駅前寄席第93回「日曜午後の落語会」

2/14(日)、居酒屋「和」で行われた上石神井駅前寄席第93回「日曜午後の落語会」に行ってきた。
ちょうどこの日は仕事で出勤があって、せっかくのさん助師匠の一人会に行けないなんて…!と身悶えたのだが、昼間の作業をちゃちゃっと済ませれば間に合うことが発覚。ひゃっほい。成せば成る!ってこんなことにばかり自分の「本気」を使ってしまうから、いざという時に役立たずな私なのである。はっはっは。

・「目薬」
・「猫の災難」
〜仲入り〜
・「はてなの茶碗

「目薬」
真打に昇進してからこちらの寄席に出るのは初めてというさん助師匠。
こちらの寄席にはニツ目になった時から出させていただいて…と思い出を語る。

以前は机を縦に並べて高座を作ってくれていたんですけど、私その当時…ちょっと芸風が…なんと言いますかヤケクソになっていたんですかね、暴れる芸風でして。
その時も高座の上で暴れていたらですね、縦に並べてあった机がどんどん左右に離れていきまして…まるで十戒のようにですね…。

その絵が浮かんで大笑い。
自分で「暴れる芸風」「ヤケクソだった」って認めているのがまたおかしい。ぶわははは。

あとこのお店じゃなく別のお店の二階でやっていたこともありまして。
その日は雨が降っていて出かけたくないなぁという日だったんですね。そのせいかお客さんが3名しかいなくて。
窓が開いていてどんよりした空と雨が見えていて、向かいの店の物干しにシャツが1枚干してあったんですね。
ああ、雨でぬれちゃうなぁ…取り込めばいいのになぁ。そんな思いにかられながら見ていて。
今も雨の中物干しに干してあった洗濯物を思い出します。

高座に上がらずそんな立ち話をするさん助師匠。
普段、あんまりまくらをふらないイメージがあるので、なんか珍しい〜。と思っていると、真打になったけどまだまだ自分は若手なので寄席では早い出番が多く時間も短いのでまくらもほとんどふらずに噺をやって降りてくることがほとんどだけど、今日はこういう会なので話しますよ〜、と。

「真打渾身の落語を聴いていただきます」と言って、突然「お前さん、起きておくれよ」と始まったので、ええええ?1席目から芝浜ー?!さん助師匠が芝浜やるのーーー?!とびっくり!
すると、起こされた亭主が「しょうがねぇじゃねぇか。目を患っちゃったんだから」。
ああ、「目薬」かー。びっくりしたー。
ていうか、わざとでしょ!「真打渾身の芸」って言ったの!
まんまとだまされた…。

いやでもこういうバカバカしい噺が実に合ってるなぁ。さん助師匠。
亭主に言われて「きまりがわるいよう」と言いながら尻をまくるおかみさんがおかしすぎる。
「でけぇ尻だなぁ」というつぶやきがいやらしさがなくリアルで笑った〜。

「猫の災難」
さん助師匠の「猫の災難」、いいなぁ…。
なんか熊さんがお酒飲まなかったら小心者なんだろうなぁ、という感じが伝わってきて、それがとってもかわいい。
どうにか兄貴を納得させなきゃと言ってみるとけろっとだまされて「じゃいいよ。買って来るよ」と出かけて行く人のいい兄貴分。
「あーーよかった…」とほっとして、そうすると兄貴が買ってきた酒が気になる熊さん。
お酒を飲みだしてからの自分への言い訳がすごくよくわかるわーーって感じで見ていておかしくてしょうがない。

お酒の飲み方もとてもリアルでほんとにおいしそう…じゅるり…。
「あーーー今日はいい休日だー」っていうあっけらかんとした言い方がとてもよかった。

はてなの茶碗
茶金さんの造詣が面白いなぁ。
茶目っ気があって商売っ気もあってでも威厳もあってちゃっかりしているところもある。
なんとなくちょっと「食えないやつ」って感じが漂いつつも、でもなんか魅力があってキラキラしてる感じ。

なんとなくまだあんまりこなれてない感じはしつつも、油屋さんの破れかぶれなところがさん助師匠に合ってる気がする。
面白かった〜。