りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

落語リウム

1/24(日)落語協会2階で行われた「落語リウム」に行ってきた。

金谷ヒデユキ「替え歌」
・小ゑん「恨みの碓氷峠
〜仲入り〜
金谷ヒデユキ「ミュージカル落語 寿限無
・小ゑん「長い夜」

金谷ヒデユキさん「替え歌」
金谷ヒデユキさんは今回で3回目。小ゑん師匠が「寄席の色物としても出られると思うんだよなぁ」とおっしゃるのもよくわかる。面白いし歌に説得力があるしとにかく楽しい!
何度か聞いている歌でも毎回笑える。

小ゑん師匠「恨みの碓氷峠
お正月に大須演芸場でトリを務めた時の話。
そうそう。かわら版で見て「うわーーいいなぁー」と思ったんだ。正月からトリで小ゑん師匠が見られるなんて。よすぎる!
建て替える前の大須がどれだけ凄かったかという話。
東京でしくじって大阪でもだめだった芸人が流れ流れて大須に来たんだろうなぁというような長年の芸人の怨念が渦巻く楽屋。それを改装して封じ込めたけど隙間からまたその怨念が少しずつ漏れ出してきていて来月ぐらいにはふきだすんじゃないかって…。ぶわはははは。

そんなまくらから「恨みの碓氷峠」。
なんとなく火曜サスペンスのような雰囲気で、初めて聞く噺だったので夢中になってストーリーを追う。あーー楽しい!
師匠のまくらに時々出てくる「鉄道バー」に似たお店が登場するのがまた楽しい。
それにしても碓氷峠が鉄道マニアの聖地になってるとは知らなんだ。

金谷ヒデユキさん「ミュージカル落語 寿限無
「ミュージカル落語 寿限無」、完成度高い。
特にサゲから歌へ移行していくところがとても素晴らしい。こういうのもっと作ったらいいのに。って難しいか。
ホンキートンクのトシさんが漫才の途中で上着を脱いでヘタなそば喰いをやるのがすごい好きなんだけど、そんなふうな寄席での「お約束」笑いを彷彿させるなぁ。

小ゑん師匠「長い夜」
この噺の遭遇率が高い〜。
新作って古典より古くなっちゃうところがあるけど、そこを是正できちゃうのが小ゑん師匠のすごいところ。しかも無理にとってつけた風じゃないんだよなぁ。
楽しかった〜。

そしていつか小ゑん師匠の「新竹取物語」を聞きたい…。CDで聞いてものすごくよかったのでいつか生で見てみたい。
もしかしてまた師匠が何かの間違いで見に来てくれるかも…と期待して…。