末廣亭12月中席昼の部(3日目)
南なん師匠「鼠穴」
火事と半鐘のまくらから「鼠穴」。
おおお、これは私が友だちに薦められて池袋に南なん師匠のトリの 芝居を初めて見に行った時に聞いた噺!
火事と半鐘のまくらから「鼠穴」。
おおお、これは私が友だちに薦められて池袋に南なん師匠のトリの
酒と女で財産を失った竹次郎が奉公させてくれと兄を訪ねる場面か
兄からお金を借りた竹次郎が家を出て中身を改めるところ。
竹次郎が「いくら入ってるかな。たくさん入ってたらいくらか飲む
10年たって兄のところを訪ねていくところ。
兄が「泊まっていけ」と熱心に言う様子や心から喜んでいるところ を見ると、悪い人じゃないんだな、と感じる。
でも100%本当にそういう気持ちだったのかなぁという疑問もや っぱり消えなくて、それがその後の展開を見ていて「ああ…やっぱ り…」と思わせる。
兄が「泊まっていけ」と熱心に言う様子や心から喜んでいるところ
でも100%本当にそういう気持ちだったのかなぁという疑問もや
緊迫したつらい場面が続いて、サゲで「そうだったのか!」とほっ
昨日の「蒟蒻問答」と打って変わって笑いどころの少ない噺を丁寧
南なん師匠の落語って若々 しいというか清らかというか…何も余計なものが入ってなくて素朴で、か といって変にストイックなわけでもなくてふわっとあたたかい。
だからこんなキビシイ噺でも安心して身をゆだねられるんだなぁ。