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りつこの読書と落語メモ

はてなダイアリーからブログに移行しました。

しのばず寄席

10/31(月)、上野広小路亭で行われた「しのばず寄席」に行ってきた。

・じゃんけん「転失気」
・笑二「短命」
・圓満「茶の湯
・牧のぼる 漫談
・南なん「笠碁」
~仲入り~
織音「百姓誉仇討」
・青空麒麟児 紙切り
・里う馬「権助芝居」

じゃんけんさん「転失気」
兼好師匠のお弟子さん。時折すごく兼好師匠っぽいテイストが出ていて面白い。いつも聴く「転失気」とはちょっと違っていてそこが面白かった。

笑二さん「短命」
亡くなった大旦那がどんなにいい人だったかを熊が語るところで、頼んでもないのに三十日には「これを使ってくれ」と金をくれたり遊びに行きたいと言えば遊ぶ金をくれたり吉原で淋病をもらったといえば治療代も出してくれた、には笑った。しかもそれを何度も言って「お前また(淋病に)なったのかい」とご隠居が言うばかばかしさ。
面白かった。

圓満師匠「茶の湯
浅い出番で「茶の湯」をたっぷり。ちょっと陰気に感じてあまり得意な噺家さんじゃないんだけど面白かった。

南なん師匠「笠碁」
おじいさん二人が結構激しい(笑)。
喧嘩別れして暇を持て余している旦那に番頭が「碁会所に行かれたら?」と言うと「いやだよ。」と旦那。
「旦那が強すぎるんですか?」と聞くところを「他の人が強すぎるんですか?」と言って「え?…そ、そうだよ。お前さん、やけにはっきり言うね」。
ぶわはははは。もしかして言い間違えたのかもしれないけど、ちょっとやけっぱちのキレ方がおかしい。
首を振りながら歩いて行く様子もすごくおかしくて笑った~。

青空麒麟児 紙切り
「こんな紙切りはいやだー」のネタような紙切り
「何か切ってほしいものはありますか」と聞いてすぐに「ありませんね」と言おうとすると、客席から「不忍の池」という声。
「え?不忍の池?今私聞いた後にすぐにありませんねと言いましたよね。それは注文を言われたくなかったんですよ。わからなかったですかね。でも言われたからしょうがない、切りますけどね。でも不忍の池って…不忍の池…」
とにかく切ってる間中、ずっとお題の文句を言い通しで、えええ?なにこれ?そういう芸風?でも自分が言ったお題をこんなに文句ばかり言われたら私だったらへこむわ…。
「これだけ言えばもういいでしょ?え?やっぱりまだ切ってくれ?まだ切って欲しい?不忍の池を?え?鴨も入れろ?」
さらに「ま、こんなもんでしょう」と言ってそのまま後ろへ。
「え?見せると思った?見せませんよ。いいでしょ、見なくても」

えええ?切ったものを見せないってなに?
そう言ってる間に「招き猫」の声。「招き猫」はさすがに切りやすいのか文句言わずに切りはじめて、「日本には紙切りが8人いますけどみんな同じ。注文を聞いて言いなりになって切ってお客さんに見せて渡す。私は同じことはしないんです」。

「これだけ言ってもまだ見たいですか?」
正直もういいわ見せなくても…と思ったんだけど、優しいおばあさんたちが「見せてー」と言うと、しぶしぶという感じで見せてくれたけど…び、ビミョー…。
あれだけ文句言って渋られると下手だから見せたくなかったのかなと勘繰りたくなってくる。いやぁびっくりした。

里う馬師匠「権助芝居」
自分は国に帰ればお役者様だと言いながらも、芝居の役の話を聞いてもいちいち「そんなことされたくねぇだ」と怒る権助。
ばかばかしくて楽しかった!