りつこの読書と落語メモ

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あの素晴らしき七年

 

あの素晴らしき七年 (新潮クレスト・ブックス)

あの素晴らしき七年 (新潮クレスト・ブックス)

 

 ★★★★

戦闘の続くイスラエルで愛しい息子が誕生した年から、ホロコーストを生き延びた父が亡くなった年まで。激動の七年間をめぐる万感の思いを、深い悲しみと類い稀なユーモア、静かな祈りを込めて綴った三十六篇。世界中で人気の掌篇作家による、自伝的エッセイ集。  

 「突然ノックの音が」の作者による自伝的エッセイ。

戦闘の絶えない国で生きていくこと、守らなければならない家族を持つこと、それはもう決して他人事ではなく読んでいて苦しくなってくる。
しかしどんな状況であってもこの人はユーモアを忘れない。何事も笑い飛ばす。戦争さえも。

時には大声をあげて泣いたり言ってはいけないことを口走ったりしながらも、笑いながら生きていこうという強い意思を感じる。笑いながら泣きながら読み終えた。
とても良かった。