りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

末廣亭5月中席夜の部

5/13(金)、末廣亭5月中席夜の部に行ってきた。

・甚語楼「猫と金魚」
・正朝「悋気の火の玉」
~仲入り~
・さん助「熊の皮」
笑組 漫才
・扇辰「麻のれん」
・圓太郎「浮世床(本)」
・紋之助 曲独楽
喬太郎「死神」

甚語楼師匠「猫と金魚」
前から見たいと思っていた師匠。
面白い!ことさら面白おかしくやるわけじゃないのにすごく面白い。リズムが良くてすっごく楽しい「猫と金魚」だった。好み。

さん助師匠「熊の皮」
満員のお客さんの独特な雰囲気の中、前に9時落語で聞いた「ベガルタさん助」のまくら。おお、うけてるうけてる。ってあたしは何者だ。
そんなまくらから「熊の皮」。
テッパンの面白さ。さん助師匠ってムキになって押してくるときがあるけど、私はむしろ押している時より引くところに面白さを感じる。
「熊の皮」でもおかみさんがグイグイ家事を押し付けるところより、じんべえさんが「わかったよ」とうけるところ、腰巻を洗濯しろと言われて「いいよおれ洗濯は好きだよ。毎日やってるし」と言うところ、そこがおかしい。
先生宅に行ってからも、素っ頓狂なじんべえさんの受け答えに、先生が「…いいねぇ」って落ち着いて言うところがたまらなく面白い。
喬太郎ファンのお客さんにもすごくウケてた。

扇辰師匠「麻のれん」
いかにも私が好きそうな噺家さんと言われることがあるんだけど、実は結構苦手な師匠。なんでかな。うまいと思うし綺麗だとも思うんだけど。
でも枝豆はおいしそうだった。

喬太郎師匠「死神」
ギャグを入れながらも本寸法の「死神」。怖い人物をやらせるとほんとにうまいなぁ。
小三治師匠の死神はかわいいけど、喬太郎師匠の死神はほんとに怖い。