ゴースト・ボーイ
★★★★
植物状態。医師はあきらめ、両親は泣いた。―だけど、ぼくには意識があった。10年の沈黙を経て、人生を取り戻した少年の物語。世界26か国で絶賛「とてつもない自伝!!」NYタイムズベストセラーリスト4位。
これがノンフィクションであることに驚く。
ある日突然植物状態になり医師からも見放されたマーティン。介護の過酷さに両親は日中は彼を介護施設に預けるのだが、なんの反応も示せないだけでマーティン自身には意識があって、まわりで起きてることは理解できていた!
そんなかれがコンピュータを使ってコミュニケーションをとれるようになり仕事を得て恋をして…。
小説ではないので客観的な視点は少なく、どこまでも主観なので読んでいて息苦しくなるようなところもあるが、圧倒的な絶望と希望が描かれている。
すごいとしか言いようがない。