りつこの読書と落語メモ

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談笑の弟子!!忘年会

12/27(日)高円寺・HACOで行われた「談笑の弟子!!忘年会」に行ってきた。
この日のHACOは吉笑さんの出版効果かものすごい人!
それも普段落語会で見ないような若い人やインテリっぽい人やオサレな人が多くて、一種異様な雰囲気。 早めに来たので前の方に座れたけど、このハコで後ろの方だと見づらいだろうなぁ。

・笑坊「寿限無
・笑二「植木屋娘」
〜仲入り〜
・吉笑「カレンダー」
・笑二「鼠穴」

笑坊さん「寿限無
笑坊さんといえば、原宿・ヒミツキチオブスクラップで「たらちね」を見たんだけど、こここれはだだだいじょうぶかというような感じだったので、それがこんなふうに成長して…とびっくりしてしまった。
いや相変わらずまだ落語っぽくないというかうろ覚えっぽい感じはあるんだけど、ちょろっと挟むクスグリに独自なセンスを感じる。
おじさん思わず打ち上げの時に「うまくなったね」と声をかけてしまった。
酔った勢いとはいえ、これじゃよくいる嫌な知ったかじじいだぜ。反省。

笑二さん「植木屋娘」
前に上がった笑坊さんのことを「あれだけうろ覚えで面白いんだからヤバいですね」と。確かに…。
座高円寺でやる兄弟会、吉笑兄さんがチラシ担当なのに本が忙しくてまだできてない、なのに宣伝しろと言う、などと毒を吐きながら、普段もチケットを手売りしているのでtwitterに自分の居場所をつぶやいているんだけど、自分の場合だいたいほとんどの時間公園にいる。それを見て公園に買いに来てくれるお客さんもいる、と。
面白いなー。それだけでなんか落語だわー。
そんなまくらから「植木屋娘」。めったに見ない噺だけど面白かった〜。間がいいからウケるんだよなぁ。すごいなー。

吉笑さん「カレンダー」
苦しみながら書いていた本がようやく出版を迎え、出版社のホールで記念の落語会もできて、あとはこの本を売るだけ、という吉笑さん。
さっきもロビーでその本を売ってましたがと言うと「ロビー」の言葉に客席から笑い声が。
そ、外ですよね?ロビーじゃなくて。
すると「私はロビーだと思って立ってましたから。あれを外だと思うから辛い。ロビーなんやと思うと気持ちが変わる」と。
ぶわははは。素敵。
そしてこの噺はまさに今日やるために生まれた噺ですと「カレンダー」。

本題に入る前の男二人の会話がほんとに楽しい。
奥さんが自分を起こすなり寝ぼけ眼の自分に向かって「きょうは何の日?」と聞いてきて即答できなかったら「じゃあもういい!」と怒り出してしまった、と。
それを聞いたもう一人が「それはお前が悪いわ。かみさんの誕生日忘れたらそりゃ怒るわ」
「いや、誕生日じゃないよ」
「じゃ結婚記念日だろ?女ってさーそういう記念日大事にするから」
「いや、結婚記念日でもないよ」
「え?じゃ何の日?」
「俺もさ、さっき思い出したんだけどさ。今日ってさ。かみさんの月誕生日だったんだよ」

…月誕生日っていう発想がたまらないなぁ…。
そして島のみんなが集まって来年のカレンダーが間違っていることについての話しあい。
この次々明るみになって行く誤りがおかしくておかしくて。それにいちいち最初に出てきた魚屋がどうでもいい突っ込みをするのがまたおかしくて。
確かに12/27に聞くのにぴったりな噺だった。

笑二さん「鼠穴」
おおお、また「鼠穴」!やっぱり冬は多いんだな、この噺。
しかも途中まで笑いどころはほとんど作らずのちゃんとした「鼠穴」(笑)。
それだけにお兄さんが夢の内容を聞いて「俺のこと嫌い?」と聞くのがめちゃくちゃおかしい。
緊張感でパツパツだった前半と、脱力したあとの後半の対比が見事。
本人も会心の出来だったらしい(笑)。