りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

鈴本演芸場10月下席夜の部

10/22(木)、鈴本演芸場10月下席夜の部に行ってきた。
いやぁほんとによく来るなぁ、鈴本演芸場に。もう住んじゃう?

・ニックス 漫才
・歌奴「掛取り」
・小さん「親子酒」
〜仲入り〜
・ダーク広和 マジック
・菊丸「うなぎや」
・小菊 俗曲
・馬治「景清」

歌奴師匠「掛取り」
明るくてのびやかで気持ちいい落語。歌奴師匠、好きだ。
トラさん好きの借金取りにあわせて、くまさんが前田吟になるところがめちゃくちゃ面白かった。笑った笑った。

馬治師匠「景清」
いつもは出番が終わるとさっと帰る馬生師匠がまだ楽屋に残ってます。弟子がトリをとるのが心配なんでしょうね、と馬治師匠。
師匠がまだまだ元気で弟子の心配をして見守ってくれるって本当に幸せなことだよなぁ…。

目が悪くなって職人として仕事ができなくなった定次郎。口が悪くて短気でひねくれているから、近所に住む旦那が心配してくれても素直に話をしない。
でも職人の腕を買ってくれている旦那の説得で、清水寺に100日お参りに行くことに決める。
満願の日、半ば脅すように「さぁ100日通ったしお賽銭もあげたんだから良くしてもらおうじゃないか」と願をかける定次郎なのだが、やはり目はよくならない。
がっかりして恨み言をまくしたてる定次郎を慰める旦那。

短気で怒りっぽい定次郎がなんとも魅力的で、旦那に慰められて「目が見えるようにならなかったら家に帰れない」と泣くところでは思わずもらい泣き…。
それだけに雷に打たれたあとに、「杖はどこだ、あ、あった」と杖を拾うシーンにじーん…。

初トリで緊張されていたと思うけれど、馬治師匠らしく楽しくてかわいくてとてもよかった。