りつこの読書と落語メモ

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死のドレスを花婿に

死のドレスを花婿に (文春文庫)

死のドレスを花婿に (文春文庫)

★★★★

ソフィーの目の前に転がる男児の無残な死体。ああ、私はついに人を殺してしまった。幸福だった彼女の破滅が始まったのは数年前。記憶にない奇行を繰り返し、彼女はおぞましい汚名を着て、底辺に転落したのだ…。ベストセラー『その女アレックス』の原点。あなたの心を凍らせる衝撃と恐怖の傑作サスペンス。

あざといのもここまで極めればアッパレなり。 ソフィーの章を読んで、そうかこれはピカレスクとして楽しめばよいのだなと思った気持ちは次のフランツの章で見事に裏切られる。えええーなんて酷い!!酷すぎるでしょう!! だからこそ、この目には目をなラストにも、でかした!と思えるわけで、フィクションであることを逆手にとったようなこのやり方はほんとにあざといわーと思うのであった。

面白かったけど、もういいかな…。と読んだ直後には思ったんだけど、ちょっと日にちがたってみると、でも面白かった〜という感想に。 また出たら読んでしまうな、この作者。