りつこの読書と落語メモ

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第309回 サニーホール落語会 立川談幸「愛づらか百選」

9/17(木)、日暮里サニーホールで行われた第309回 サニーホール落語会 立川談幸「愛づらか百選」に行ってきた。
サニーホール言いながらこの会場に来るときはたいてい雨。サニーじゃなくてレイニーや!と思いながら。

・幸之進「桃太郎」
・談幸「狂歌会」
・談幸「三人無筆」
〜仲入り〜
・談幸「雷飛行」

談幸師匠「狂歌会」
談幸師匠がめったにやられることのない珍しい噺をする会ということで、最近は年に一度やられているらしい。
今回も「狂歌会」と「雷飛行」がネタ出しされていて、確かに聞いたことない噺で楽しみだった。

狂歌会」は、秀吉が大坂城にいるときに退屈まぎれに「歌くらべ」をしようと言う。お題は「大きなもの」。
それで側近の者たちが手を挙げて狂歌をうたいそれを秀吉が判定をするのだが、秀吉のお気に入りの新左衛門と和歌の名手細川幽齋の一騎打ちとなり…という噺。
秀吉が出てきたりして大仰なのに、サゲがばかばかしくて素敵。

談幸師匠「三人無筆」
これは前に誰かで聞いたことがあったはずと調べたら、三越落語会の時に一琴師匠で聞いたことがあったんだった。
談幸師匠はほんとに噺が軽くていいなぁ。聞いていてうきうきしてくる。

談幸師匠「雷飛行」
これもまた初めて聴く噺。
大正時代の噺らしい。大正っていうのが江戸や明治ほど時代性がはっきり出ないからまた微妙でね、と談幸師匠。なるほど。
これ、すごく面白かった。
なじみの芸者を連れて日光に来た男が芸者を先に帰して自分は何かもっと面白いものはないかと山を分け入っていくと大きな屋敷を見つける。一晩泊めてほしいと声をかけてみると、中から出てきたのはなんと雷様。ここは雷様の元締めの屋敷だったのだ。
人間を泊めるかどうするかと話しあっていた時、この家の娘が「気の毒だから泊めてあげましょう」と言ってそれで泊めることになったので、お嬢様に会ったらお礼を言え、と言われた男。
宴会の席で娘に礼を言うのだが、この雷様の娘がなかなかの器量よし。世辞のきく男できれいださぞやおもてになるでしょうと娘に言うと娘もまんざらでもない様子。
居心地がいいので長逗留しているとある日主人に呼ばれて「そろそろ帰るか、あるいは覚悟を決めて雷になって娘と結婚するかどちらかにしてもらいたい」と言われる。
それで雷になるために雷学(「だいがく」と掛けているらしい)に行って最終試験を受けるのだが、その最後の試験で空を飛んでいるうちに銀座のあたりまで来て懐かしい顔を見かけて思わず…。

軽くてばかばかしくてナンセンスでとっても楽しい。
「サゲがまたしょうもないでしょ」と談幸師匠はおっしゃってたけど、好き好きこういう噺。
またどこかでやってほしいなぁ。

ところでこの日まくらで談幸師匠が政治の話をされたんだけど、これは正直聞きたくなかったなぁ…。
もともと政治の話は嫌いなんだけど、最近ほんとに自分と違う意見を聞くのが苦痛でしょうがなく…同じ意見であってもその話自体を聞くのが苦痛。
落語会で政治の話はほんとに勘弁してもらいたい。がっかりしちゃうから。