りつこの読書と落語メモ

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喬弟仁義

8/31(月)、池袋演芸場で行われた「喬弟仁義」に行って来た。

・さん助「雑俳」
・さん若「愛宕山
喬太郎「宗漢」
〜仲入り〜
・喬志郎「恋愛禁止」
・小傳次「地見屋」
・やなぎ「そば清」

さん助師匠「雑俳」
出囃子が違っていたから油断してたら出てきたのがさん助師匠!うおっ。いきなり一番目なんだ?!
しかもいきなり「落語の方に出てくる登場人物は」と始まって、およよと思っていると「雑排」。
さん助師匠の「雑排」はご隠居さんとはっつぁんの仲がよさそうで、はっつぁんが乱暴を言うけどわざとご隠居さんをからかってる感じが伝わってくるので微笑ましい。
もう何を言うかわかっているからご隠居が「娘」がいる、と言っただけで笑ってしまう。言うぞ言うぞ、と。

さん助師匠の「雑俳」は面白くていつでも笑えて大好きなんだけど、せっかく会社休んで行ったんだからもっとたっぷりやってほしかった〜。というのは私の勝手な意見。へへ。

さん若さん「愛宕山
釣りが好きだけど今年の夏はあまり行けなかったというようなまくら。
さん若さんだってこれぐらい喋るんだからさん助師匠だってもう少し何か話してくれたってよかったのに〜。 話し始めてびっくり。「愛宕山」だーー!
「雑排」からいきなり「愛宕山」かい!と驚いたのだが、これがまた意外にもコンパクトでそれにもびっくり。(あとで喬太郎師匠が「26分だった」と言っていた。)
とても面白かった。一八の調子の良いのが楽しいし、時折声をかけるおねえさんがやけに女っぽいのがおかしい。
しぐさもばっちりで見ていてとても楽しかった。

喬太郎師匠「宗漢」
この会は芸歴には関係なく順番を決めるので、この順番なんだとか。知らなかったのでちょっと驚いた。てっきり喬太郎師匠がトリだと思い込んでいたので。
前に出た二人が短い!と言う喬太郎師匠。「愛宕山」は普通にやったら45分以上かかる噺。それを26分だった。26分っていうのは文楽師匠の形なんですよ。…名人きどり?と笑わせる。

9/6に行われる謝楽祭についてひとしきり宣伝。
凝り性のさん喬師匠は圓朝祭の時も毎回凝ったものをやっていた。ある年は師匠自らチャーハンを作ると言いだして、いやぁ暑いしその場で作るの大変だしやめた方が…と思ったんだけど、固い意志で決行。
真夏の炎天下、「腕が上がらないよ」と言いながらひたすら鍋を振り続けたさん喬師匠だったらしい。

そんなまくらから「宗漢」。
この噺、喬太郎師匠でしか聞いたことがないな。
男の子に見間違われるおかみさんってどんななんだろ。人のよさそうな宗漢先生がいいな。

喬志郎師匠「恋愛禁止」
ぐわはっ。なんとも独特な喬志郎ワールド炸裂な新作。「赤穂」を「あかほ」と呼んでいるのはネタなのか?と思ったら、天然だった…。

小傳次師匠「地見屋」
前にあがった喬志郎師匠が二つの間違いを犯しました。めくりと座布団返しを忘れたことと「あかほ」と呼んでいたこと。そう笑わせて「地見屋」。
初めて聞く噺。今なら拾ったものを届けないなんて言ったら顰蹙を買うけど、「ほんとにそれを商売にしてるならよし」という価値観が面白い。

やなぎさん「そば清」
そして二ツ目になったばかりのやなぎさんがトリなんだな。びっくり。
さん喬師匠の旅のお供で東北に行った時の話。うまいかつ丼を食わせてやると言われてわくわくしていたら、行った先のお店のおかみさんがやなぎさんを一目見て「わんこそばをたくさん食べられそうね」と言ったものだから、かつ丼じゃなくわんこに挑戦する羽目に。
頑張って120杯食べて師匠も大喜びだったのに後から出てきた主人に「一番食べたのはろべえさんの150杯」という一言で師匠がすっかり機嫌を悪くしてしまった。
いかにも柳家らしい話でおかしい。

そんなまくらから「そば清」。
「そば清」というとどうしてもさん喬師匠の「ど〜も〜」の印象が強くて、なんかそれを一生懸命真似している、みたいな印象を受けてしまうんだよなぁ。
でもこの順番で堂々と「そば清」をやってのけちゃうんだから、たいしたもんだ。やなぎちゃん。