りつこの読書と落語メモ

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出張!きく麿レストラン

8/7(金)、なかの芸能小劇場で行われた「出張!きく麿レストラン」に行ってきた。

・林家扇兵衛「牛ほめ」
林家きく麿「こぶしくん」
三遊亭白鳥「シバハマ
〜仲入り〜
・玉川太福「地べたの二人 おかず交換」
林家きく麿「鰻の幇間

きく麿師匠「こぶしくん」
落語協会の2Fで行っていた勉強会「きく麿レストラン」は東京で自分の会をやった方がいいよとか、古典もやってほうがいいよとかいろいろ言って下さる方がいたので始めた会だった、ときく麿師匠。
確かにとても勉強になって、やっぱりいろいろやった方がいいんだなというのは実感した。
自分の会をやらない落語家って案外いるけどそういう人は何かの会でトリをやらないといけなくなったりすると必ず100%そうなるっていうのがあってそれは…必ずえづくんです。それは間違いなく。

…それはちょっと思い当たる節がある話…。そしてそれは芸人ではない自分にも当てはまる話だなぁと耳が痛かったり。

この間のせめ達磨でもしていた、木久扇師匠と旅に行った時の話。
まくらってこうやって何度かしているうちにどんどん磨かれていくものなのだなぁ。それが続けてみる楽しさだったりするんだなぁ。
そんなまくらから「こぶしくん」。久しぶりの「こぶしくん」だったけど、この日はノリノリになってマイクを持って立ち上がるこぶしくん。ぶわははは。
客席がどっかんどっかんウケるからほんとに気持ちよさそうだったなぁ。やっぱり落語ってお客さんと作っていくものなんだなぁ、としみじみ。

白鳥師匠「シバハマ
落語協会の会長、人間国宝にまで上りつめたきく麿師匠がもう自分のライバルはいないと落語への情熱を失ってしまい、心配した弟子がきく麿師匠のかつてのライバルで今はおでん屋の親父に成り下がっている白鳥師匠に助けを求めに行く、という噺。
きく麿師匠とのエピソードをがんがんぶち込みながらまさにやりたい放題。
その中でマンタ倶楽部で島に行くと、彦いち師匠と白鳥師匠は昼間好きなだけ遊んでお腹ぺっこぺこになって夜はバーベキューをするんだけど、みんな人に食べられたくなくて肉が生焼けの状態でがつがつ書き込んでお腹を壊したりしていた。それがきく麿師匠が参加するようになってからは早めに夕食の支度をしてくれてこれがすごくおいしい。
洗い物もしてくれて次の日の朝食も用意してくれてお風呂も掃除してくれて最後の最後に「おれはお前らのかーちゃんじゃない!!」と怒り出す。
というのがめちゃくちゃおかしかった。そりゃ怒るよ!

太福さん「地べたの二人 おかず交換」
太福さんは前に一度だけ見たことがあって、なんて面白いんだ!!と思っていたんだけど、いやぁ…すごいなぁ。こうやってまったく浪花節を知らない人たちに向けて、絶対にウケる新作を持っていてそれをぶつけてくる…。
トークも楽しいし浪花節に対する「そ、それは無理」という苦手意識も払拭させるだけじゃなく、分かるようになった面白いかも!と興味を抱かせる。
30代と50代の男がお弁当のおかずを交換するというだけなんだけど、すごく楽しくて大爆笑だった。

きく麿師匠「鰻の幇間
幇間の一八がやたらとテンションが高くておかしい。こんなにテンションが高くてうるさいからやり返してやろうと思われちゃったのかな。
基本的にはそのままなんだけど、鰻屋の二階に上がるとびしょびしょのおばあさんが寝ていたり、鰻の弾力がありすぎて唇を押し返して来たりするのがおかしい。
きく麿師匠らしい「鰻の幇間」、楽しかった!