りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

築地本願寺寄席

7/29(水)、築地本願寺で行われた築地本願寺寄席に行ってきた。
水曜日の11時から始まる落語会なのだが、この日は松戸の小三治独演会に行くために休暇をとっていたので行くことができた。ラッキー。
どうやら水上バスツアーに組み込まれているらしく、180名ぐらい入る会場はツアー客で満員。こここれは大丈夫かとドキドキしたけど素直なお客さんでいい雰囲気だった。

・駒次「チアガール」
・さん助「青菜」
・歌奴「牡丹燈籠 お札はがし」

駒次さん「チアガール」
いつものまくらで初めてのお客さんのハートをがっちり掴んで、その後もうどんときしめんの食べ方をやったり、とソツのない駒次さん。
落語の方は廃部が決まったチアリーダー部の噺。
チアの真似が妙にうまくておかしい。そしてこの廃部が決まったチアリーダーたちの演技の激しさ(500mのタワーを作っててっぺんで縄跳び)がばかばかしくて楽しい。

さん助師匠「青菜」
ツアー客に年配の方が多かったからなのか、ボケ防止には手指を使うことと口のあたりを動かすのがいいと、ジャンケンをしながら口をとんがらかすさん助師匠。よく口をとんがらかしてるさん助師匠だけどあれはボケ防止だったのか?

さん助師匠の「青菜」は鈴本で見ているけど、そのときより奇怪さが増しているような。
お屋敷の旦那がちょっと変…風流というより奇人っぽい(笑)。そのかわり植木屋の方がまとも、というのがいかにもさん助師匠らしい。
お酒や鯉のあらいを素直に喜ぶ植木屋さんが可愛らしい。
そしてやはり隠し言葉に妙におびえている。どうやら砲丸投げで襲われると思っているっぽい。わははは。

付き合わされるはんちゃんがさばさばしていてすごく好きだ。(「植木屋はお前だろ!」「まいいや、あたりめぇの酒が一番うめぇよ」)
「菜はお好きか?」と聞かれて間髪入れず「きれぇだよ!」と答えるところがすごくおかしい。
奇怪で楽しい「青菜」だった。

歌奴師匠「牡丹燈籠 お札はがし」
珍しい噺をやりましょうと言って「お札はがし」。
落語が初めてのお客さんに本気の怪談。攻めるね!
ところどころギャグを入れて飽きさせない。
面白かったけど、やっぱり続きが聞きたくなるー。