りつこの読書と落語メモ

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ベルリンに一人死す

ベルリンに一人死す

ベルリンに一人死す

★★★

1940年、ベルリンの街はナチスの恐怖政治に凍りついていた。政治のごたごたに関わらないよう静かに暮らしていた職工長オットー。しかし一人息子の戦死の報せを受け取ったのち、彼と妻アンナは思いもかけぬ抵抗運動を開始する。ヒトラーを攻撃する匿名の葉書を公共の建物に置いて立ち去るのだ。この行為はたちまちゲシュタポの注意をひき、命懸けの追跡劇が始まる…。

醜悪な変態が独裁者になるとどれだけ恐ろしいことになるかということが描かれている。
自分の命を守るために監視しあい密告する人びと。

暴力で人間を制するこんな世界にだけはなってほしくない。
人間がどれだけ残酷になれるか、醜悪になれるか。ただただ辛いだけの読書だった…。