りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

浅草演芸ホール5月中席昼の部 真打昇進襲名披露興行

5/15(金)、浅草演芸ホール5月中席昼の部 真打昇進襲名披露興行に行ってきた。

・馬ん長「狸賽」
・昇也「牛ほめ」
・柳之助「転失気」
・圓馬「浮世床
・ナイツ 漫才
・夢花 ?
・金太郎「家見舞」
コントD51
・茶楽「紙入れ」
・鶴光「ぜんざい公社」
歌丸「壺算」
〜仲入り〜
・真打昇進披露口上
(司会:夢花、茶楽、小柳枝、小柳、小夢、夢丸、鶴光、小遊三歌丸
・小夢「時そば
・小柳「お菊の皿
東京ボーイズ
小遊三「弥次郎」
・小柳枝「青菜」
・うめ吉
・夢丸「身投げ屋」

昇也さん「牛ほめ」
この日の浅草演芸ホールはとにかくうるさい。地声で喋ったり友だちを呼んだりするおばちゃんがいて前座さんの落語の間はもうそっちの声が気になっちゃって噺に集中できない。
こりゃ先が思いやられるわ…と思っていると、昇也さん。大きな声に大きなしぐさでおばちゃんたちを黙らせた。さすが!!
とにかく明るくてテンポが良くて軽くて楽しい落語。昇太師匠にそっくり。好き好き。

圓馬師匠「浮世床
わーーー、好き好きこの師匠。小噺からして面白い。
落語の方もとてもよかった。好きだった。

ナイツ 漫才
わーーい、ナイツ!寄席に行ってナイツが見られると相当得した気分。
いつものネタじゃなくてなんかちょっと新しかったのがまたうれしい。

夢花師匠「?」
試験の結果が悪くてこれは留年決定かもという男に友だちがカンニングさせてやろうかと持ちかける。
そのかわり実は車を買ったんだけどお金がなくてパーツをばらばらに買っていてエンジンがないので、中に自転車を装備するから、彼女とのデートの時に自転車を運転して欲しいと。
とんでもなくバカバカしい噺なのだが面白かった。

鶴光師匠「ぜんざい公社」
寄席で初めて見る鶴光師匠。
鶴光師匠といえば私にとってはオールナイトニッポンで、男子は夢中で聞いていたけど、当時ケッペキだった私からすれば下ネタしか言わない「きもちわるいオヤジ」。
そんな印象を払拭するとても楽しい高座だった。明るくてメリハリがあってでも嫌らしくなくて。楽しかった〜。

歌丸師匠「壺算」
顔が真っ白で心配になるくらいなのだが、いざ落語をしゃべりだすと声に張りがあるしすごくかっこいい。
「あれ?」と言って首をかしげるだけで面白いのだ。やっぱりすごい。

真打昇進披露口上
(司会:夢花師匠、茶楽師匠、小柳枝師匠、小柳師匠、小夢師匠、夢丸師匠、鶴光師匠、小遊師匠三、歌丸師匠)
再三携帯の電源は切ってね、写真は撮らないでね、と言っているのに、まぁ携帯は鳴るわ写真は撮るわ…傍若無人な浅草のお客さん(一部だけど)。
披露口上の時も最前列に座ったおじさんがなんのためらいもなくデジカメでパチパチ。それを歌丸師匠がものすごく怖い顔で睨んでる。うわーーー歌丸師匠怒ってるよー。何か言うかも…ドキドキ…していると、黙って師匠がそのおじさんを指した…と思ったら、昇也さんが後ろから来ておじさんに注意。その後ホールの人も来てカメラを取り上げて行った。
…はぁ…。ルールは守ろうよ、ほんと。

小遊三師匠「弥次郎」
めちゃくちゃ楽しい小遊三師匠の「弥次郎」。嘘をつくときにいかにも嘘ですよ〜って感じで変なアクションをするのがおかしくてしょうがない。
こんなに楽しい「弥次郎」は初めて。

小柳枝師匠「青菜」
行くたびに違う噺をかけてくれる小柳枝師匠。素敵だなぁ…。

夢丸師匠「身投げ屋」
夢丸師匠も噺をたっくさん持ってるから見るたびに違う噺なんだなぁ。
それにしても歌丸師匠があれだけトリがやってるときには帰らないでと言っていたのに、平気でじゃんじゃん帰って行くお客さん…。もう少しデリカシーというものを持ってほしいよなぁと思ってしまった。