りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

立川流ビギンズ III

4/17(金)、日本橋社会教育会館で行われた「立川流ビギンズ III」を見に行ってきた。

・幸之進「狸札」
・ぜん馬「お化け長屋」
・談幸「片棒」
〜仲入り〜
米粒写経 漫才
・ぜん馬「黄金餅

ぜん馬師匠「お化け長屋」
「いろんなことが起きます」とぜん馬師匠。
本日出演予定の左談次師匠、こちらのホールに向かう途中、角の歩道で滑って転んで動けなくななっちゃった。電話が来たからみんなで慌てて行ってみると確かに動けない状態になって痛がってる。
救急車を呼んで前座が付いて行ったんだけど、心配する談幸師匠を尻目に、「これは面白い」と写メを撮っていたのは私です。
師匠の談志も遅刻はしょっちゅうだったし独演会なのに来ないなんてこともよくあったので、この程度のことでは驚きません。
左談次師匠を目当てに来た方には申し訳ないんですが、そういうわけで左談次師匠は欠席です。 で、楽屋にたまたまキウィが来ていて「じゃ私が代わりに上がりましょうか」と言ってきたんですが、それじゃお客さんが怒り出すだろうと思いまして、私か談幸がもう一席出ることにしました、と。

そんなまくらから「お化け長屋」。
小三治師匠の「お化け長屋」とほとんど同じ形。同じ師匠に教わった??
明るくて軽くて楽しい落語。好きなタイプの落語だなー。
立川流の上の方の人って結構好きなんだよな。
声がガラガラなのはもともとなのか風邪をひいてたのか?初めてなのでわからない。

談幸師匠「片棒」
左談次師匠のけがについて、まぁたいしたことはないでしょう、でも動けなくなってたから折れてるんじゃないかな、と。
私だったらたとえ骨折していてもどんなに痛くても高座には上がりますけど、あのあにさんはそういう人じゃないですから、自分の身が大事ですから出ずに病院に向かいました。
そんなまくらから「片棒」。明るくて軽い談幸師匠にぴったり!声もよくて気持ちいい。
けち兵衛さんの人形ぶりのおかしさよ…。笑った笑った。

米粒写経 漫才
めちゃくちゃ面白い!
すごいブラックで強烈だけどすごい笑える。
左談次師匠がやる予定だった「妾馬」のパロディが最高におかしかった。

ぜん馬師匠「黄金餅
談志師匠の得意ネタをやりますと「黄金餅」。
この噺って、長屋から寺への道中の地名を羅列するのが見どころの一つだけど、そこはわりと端折ってあっさりと。
気味の悪い噺を明るくからっと楽しく。