りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

立川左談次のひとりでやる会

3/31(火)、日暮里サニーホールコンサートサロンで行われた「立川左談次のひとりでやる会」に行ってきた。 左談次師匠の独演会なんて珍しい!と大喜びで参加。
なんでも昨年は1年間お休みしていたらしいんだけど、今年から復活ということで嬉しい!

・がじら「牛ほめ」
・談吉「権兵衛狸」
・左談次「反対俥」
〜仲入り〜
・左談次「明烏

がじらさん「牛ほめ」
目の覚めるような緑の着物。
やけにこなれているところとたどたどしいところと。劇団出身者?(←勝手なイメージ)

談吉さん「権助狸」
「ひとりでやる会と言いながら、すでにわたしで2人目です」と談吉さん。
今日は3月31日。みなさんにとっては普通の日でしょうが私にとったら大切な日です。
談志師匠が亡くなって師匠を選びなさいと言われていてその期限が3月31日。要領のいいやつはみんな決まってたんですけど、私はどうしても決められなくて。たまたまその日立川流の寄席があって、上の人から「お前まだ決めてないのか。今日中に決めろよ」と言われて、どうしようと思っていたら、楽屋にぼーっとしているおじさんが一人いて。あ、この人がいいや、と決めました、と。

談吉さんの「権兵衛狸」、楽しかった!
声が大きくてかわいらしさがあって、時々地噺っぽく「ここは〇〇でやれって教わったんですけど」とか入るのが面白い。
あら、なんか好きかも。もっと見たいかも。

左談次師匠「反対俥」
明烏」がネタ出しされていたこの会。
明烏」は二つ目時代にネタおろしの会があってそこでやったことがあるけど、それ以来やっていなかった。今回久しぶりにやろうとネタ出ししたのでお稽古しなきゃと思ってね、いろんな師匠のを見ました。酒飲みながらyoutubeで。って素人か!

ほんとに左談次師匠はまくらも楽しいんだ。
大須演芸場に若い頃に前座時代行った時の話なんか、面白かったけどひどすぎて(笑)とても書けない…。
そんなまくらから「反対俥」。これがもう今まで見た「反対俥」の中で一番面白かった。もう笑って笑っておかしくなりそうなぐらい笑った。
特に最初に出てくる病み上がりの車屋がもうたまらない。病弱で一癖あってちょっとずるくてチャーミング。 師匠、そんなに飛び跳ねて大丈夫?と心配になるくらい、はっちゃけた「反対俥」だった。最高。

左談次師匠「明烏
「反対俥」の疲れが癒えない状態で登場の左談次師匠(笑)。
やる順番間違えた…。どうしても人情噺は最後に持ってきて、という頭があってこの順番にしちゃったけど、失敗した。まさかこんなにダメージを引きずるとは。
そう言いながら「明烏」。
遊び人の源兵衛と太助がすごくいい。気のいい若い衆というよりちょっと悪い感じがとっても魅力的。
それだけに朝の場面のとほほさ加減が笑える。
楽しかった〜。
次回は5/12(火)とのこと。行くぞ!