男ともだち
- 作者: 千早茜
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/05/26
- メディア: 単行本
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関係のさめた恋人と同棲しながら、遊び人の医者と時々逢いびき。仕事は順調なのに、本当に描きたかったことを見失っている―京都在住イラストレーター神名葵29歳の熱くてダークな疾走する日常。千早茜、待望の長編小説。
面白くて夢中になって読んだが、最後まで読み終わって「で?(だからなに?)」。
こういう女、こういう男がもてるのよねー。でももてるってなんだ?なにか実体があるようなことなんだろうか?なにか意味があることなんだろうか?
結局よく分からないけど、エゴイストは自分のことしか愛せないし、自分の尺度でしか相手を見ることが出来ないのだよなぁ…。
ま、いいんじゃない?本人がそれでよいなら。
というなにか身も蓋もない感想になってしまったのだが。
一晩たって最後の方を読み返してみると、結婚しない男女の理想形として見ることもできるのかもしれない、と思った。
他人を愛せない女の成長の物語としてみることもできる?
自分にはピンと来なかったけど、それなりに面白くはあった。