りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

第3回柳家はん治の落語会

2/7(土)、池上にかい坊で行われた「第3回柳家はん治の落語会」に行ってきた。
先週のノラやですっかりハートを射抜かれたはん治師匠。もっとたっぷり聞きたい!と思って探したら、池上のお蕎麦屋さんでの独演会があったので早速行ってきた。
懇親会付きだったので一人で行くのはちょっと心細かったのだけれど、主催者さまのブログに「お一人でも大丈夫」とあったので勇気を出して。

・小はぜ「たらちね」
・はん治「鯛」
〜仲入〜
・はん治「粗忽長屋

小はぜさん「たらちね」
小はぜさんの「たらちね」、もう何回も聞いているけど、好きだなぁ。
この人の落語は飽きない。そういう意味では師匠譲りなのかも。

はん治師匠「鯛」
客席と高座の近さにドギマギしているはん治師匠。
「まぁすみません」と言いながら、座布団をできるだけ後ろの方に下げるのがおかしい。
フリートークは苦手なのでいつも決まったまくらなんですけど、こういう会だと何か喋らなきゃと思ってそれがプレッシャーなんです、と。
でも打ち上げの時の師匠の話すごく面白いから、そういう話をしてくれるだけでいいんだけどなぁ。
小はぜさんが小三治師匠のお供に行った話とか、おかみさんがすっかり小はぜさん贔屓になっちゃって、はん治師匠が小はぜさんに何か言ってると「この子はあなたとは違うのよ!」と肩を持つようになっちゃった話とか。

お馴染みの噺です、と「鯛」。
生簀の主が新入りの鯛に生簀で生き延びるための奥義を指導。
何度聞いてもおかしい。皮肉な噺だけど、はん治師匠にかかると、可笑しみしかない。素敵だ。

はん治師匠「粗忽長屋
行き倒れがわからず、さあ始めてもらおうかとワクワクしている八がかわいい。
あくまでも悪気はなく思い込みの激しい八と、それに対する世話人のやりとりがおかしくて大笑い。
ぼんやりしてる熊もはん治師匠にぴったりで、「死んだ心持ちがしない」と言ってた熊が行き倒れを見て「あーーーおれだ」と驚くのがほんとにばかばかしくて楽しい。

打ち上げでも小はぜさんやはん治師匠とお話ししたり、主催者の方や他のお客さんからいろんな話が聞けて楽しかった〜。
帰りにタバコを吸ってるはん治師匠に挨拶して帰ろうとしたら「一人で来てくださったんですか。ありがとうございます」と言われ、わーい。
また次回もぜひ行きたい。
そして他のお客さんもはん治師匠の「らくだ」がすごく良かった!!と話していたのを聞いて、ますます見てみたい。鈴本でまたやってほしいなぁ…。