りつこの読書と落語メモ

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池袋演芸場12月下席昼の部

12/21(日)、池袋演芸場12月下席昼の部に行ってきた。
天どん師匠が池袋演芸場でトリを務めるということで、これはぜひ行かなければ!でも昼の部か、こりゃ平日は厳しい!というわけで、日曜日、初日に行ってきた。
友達と待ち合わせてお昼を食べてから行こう〜ということになっていたのだが、お互い方向音痴が酷くて駅をウロウロ。ウロウロするうちにこんなことをしていたら立ち見になってしまうかもしれない!とわけもなく焦り、お弁当でも買って行って中で食べようということになる。
「そんなに心配しなくても…」という友だちに「私は前の方で見たいのだ!」と熱く語り、東武でお弁当を買って演芸場へ。
まだそれほど並んでいなくて「あらやだ、なんかあたしたちやる気があるみたいじゃない?」なんて言いながら並んでいて、12時半になれば開場よねと友だちに言うと、「え?今日は13時半ですよ。」「げっ!」。
なんと時間を1時間間違えていて、だったらお昼食べてくればよかったー。なにも1時間も並ぶほどじゃないんだよー。とはいうものの徐々に列も伸びてきてお弁当も買っちゃってるしほんじゃもう仕方ない、とそのまま1時間並んで入った。
これじゃやる気のあるファンと思われても仕方ない…。

・小はぜ「道灌」
・花いち「猫と金魚」
・龍玉「鹿政談」
・白酒「茗荷宿」
ホンキートンク 漫才
・彦いち「熱血怪談部」
・小せん「ガーコン」
〜仲入り〜
・駒次「泣いた赤い電車
・一之輔「時そば
・鏡味仙三郎社中 太神楽
・天どん「雪女」

小はぜさん「道灌」
大好きな前座さん。見れば見るほど好きになってくなぁ。上手だしなんかそこはかとなくおかしさがにじみ出ていて笑ってしまう。
前座でこれだから二つ目になったらどんな風になっていくのか。楽しみだー。

花いちさん「猫と金魚」
花いちさんを見るのは二回目。なんか挙動不審っていうかわちゃわちゃしているのがやたらとおかしくてたまらない。

龍玉師匠「鹿政談」
この日、落語協会のページでもきく麿師匠の名前になっていてプログラムもきく麿師匠。私はtwitterで見て今日は龍玉師匠だなとわかっていたんだけど、めくりを見て会場はざわざわ。
出てきた龍玉師匠「私、プログラムでも名前が出ていなくて今日ここにいないはずの人間みたいになってるんですけど」と言って「きく麿師匠を楽しみにいらした方申し訳ございません。でも決して後悔はさせませんから」。
え、ええ?聞き間違い?龍玉師匠がそんなことを言う??
と驚いていると始まったのが「鹿政談」。うおお。龍玉師匠といえば「強情灸」か「親子酒」っていうイメージだったんだけど、なんか本気出してきた?!
お奉行様がかっこよくて豆腐屋が素朴で人がよくて鹿の守役がダークで、でもちゃんと笑わすところはきっちり笑わせて…。
龍玉師匠、かっこよかった!

白酒師匠「茗荷宿」
いつも天どんギャルズに毒を吐く白酒師匠。
今日はどんな毒を吐くのかと思っていると「暮れのこのクソ忙しいときにこんなにお集まりいただいて他に行くところはなかったんですか」「トリの天どん師匠は並んでまで見るような芸じゃないんですけどね」。
でもこんなに人が集まっているのは、天どん師匠の営業努力の賜物。ああ見えてとても真面目でマメですから。あのぐだっとした態度はあくまでも営業用で、本人はとても真面目できっちりしてる。そう言われるのを本人は嫌がりますけど、そうなんですから。 あら珍しくディスらないのね?と思っていると「これぐらい言っておけばいいですか」。

そんなまくらから「茗荷宿」。初めて聴く噺!
足を怪我した飛脚が泊まったのが鄙びた宿でその名も「茗荷宿」。
最初はお客だと思わず幻だと思っていた宿の主人とかみさんも3年ぶりのお客に大喜び。飛脚から荷物を預かって欲しいと言われるのだがその中身が百両と聞いて悪い気を起こす。
宿の名前にある通りに茗荷尽くしの料理を客にたらふく食べさせて物忘れをさせて百両を忘れさせてやろうと考える。
次々出てくる茗荷料理がひたすらバカバカしくておかしい。楽しかった。

ホンキートンク 漫才
なんかもうほんとにおかしくて最初から最後までゲラゲラ笑い通しだった。面白ーい!
もっとこの人たちに出てきてほしいなぁ…。正直、名前を見てがっかりする漫才師に当たることも多いのよ…。

駒次さん「泣いた赤い電車
駒次さんの新作、好きなんだよねぇ。
今回はなんと紙芝居。絵も上手だし、噺もなんか味があっていいよなぁ。
電車好きもここまでくればひとつの芸よね…。すばらしい。

一之輔師匠「時そば
まくらもほとんどなく「時そば」に入ったので、おお!江戸前の落語を見せつけるね!と思っていたら、2番目の蕎麦屋が破壊的に酷くて大爆笑。
やっぱり普通にはやらないのね(笑)。あまりに酷い汁の味にちょっとワープしちゃうのがおかしい。

天どん師匠「雪女」
立ち見も出るほどのお客の入りにびっくり気味の天どん師匠。
「交互出演が多いせいか、みんな好き放題気楽にやってますね…」。
いやほんとになんていうか前座の小はぜさんからすごくいい流れでみんなのびのび楽しそうででも気合も入っていてすごくいい芝居だなぁと。これだから寄席って楽しいんだよなぁ。
「あの、昨日やった会は20名しか入らなかったし、明日の会もまだ予約がちょっとしか入ってないんですよ。みなさん、他の会も来てくださいね」

聴き始めて、あれ?この噺、聞いたことがある。なんか前に聞いて「もやもやしてる!」とおもった覚えが。ああ、そうだ、真打昇進お祝い落語会でやった噺だ。
あの時は作りたてなのか?というぐらいもやっていたけど、今回はちょっとこなれている感じでよかった。
って相変わらずひどい感想だな、おい。