りつこの読書と落語メモ

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窓から逃げた100歳老人

窓から逃げた100歳老人

窓から逃げた100歳老人

★★

お祝いなんてまっぴらごめん!100歳の誕生日パーティの当日、アラン・カールソンは老人ホームの窓から逃走した。ひょんなことからギャング団の大金を奪ってしまい、アランの追っ手は増えていく。けれども、当の本人はなるようになるさとどこ吹く風。それもそのはず、アランは爆弾つくりの専門家として、フランコ将軍やトルーマンスターリン毛沢東ら各国要人と渡り合い、数々の修羅場をくぐり抜けてきた過去の持ち主だったのだ。20世紀の歴史的事件の陰にアランあり!過去と現在が交錯するなか、次々展開するハチャメチャ老人の笑撃・爆弾コメディ、日本初上陸!

100歳の誕生日パーティの当日、老人ホームの窓から逃走したアラン・カールソン。
不幸な老人の冒険譚かと思ったらそうではなく、このアランが爆弾作りの専門家というトンでもない人物。過去にはスターリン毛沢東らとも親交があり、しかし本人は欲もなければ思想もなく、うまいものを食べてウォッカが飲めればいいや、という程度。
逃走中のアランが、もののはずみで大金が入ったスーツケースを奪うのだが、これがなんとギャング団の盗み出した金。
ならず者の老人を仲間にし売れないホットドック屋を車ごと買取り象を庭で飼う口の悪い女とともにバスで逃走するアランと、それを追う警察とギャング団。
また、アランの歩んできた過去のエピソードが並列して語られる。

現代パートでは真剣に逃げてる感じでもないのに追って来た人たちを結構簡単に殺しちゃうし、過去パートではなにせ爆弾のエキスパートなのであっちこっち爆破するし、歴史が変わる瞬間に居合わせているしで、シュールな表紙とは裏腹に、物語はとにかくやたらとテンションが高い。

壮大なホラ話として楽しめばいいのか、あるいはドタバタコメディとして笑い飛ばせばいいのか、けっきょくこのテンションに乗り切れないままに読み終わってしまった。
波長が合わないというか面白いと思うポイントが違うのか、ワクワクすることもなかったり、読んでいて気持ちが高揚するとかぐっとくるということもなく、あーはいはいこりゃりゃと読み終わった。 大爆笑どころか小爆笑も小笑いもなし。
ま、こういうこともある。