りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

隅田川馬石・第三弾CD発売記念口演

11/17(月)、ミュージックテイトで行われた「隅田川馬石・第三弾CD発売記念口演」に行ってきた。 馬石師匠の独演会は初めて。
土曜日に鯉八さんのDVD発売記念で来たテイトに今度は馬石師匠のCD発売記念落語会でテイトへ。次の日も小太郎小んぶの会を予約してて、どんだけテイト好きなんだよ!もう住んじゃうか、テイトに?!(迷惑です。)

馬石「金明竹
馬石「出来心」
〜仲入〜
馬石「替り目」

金明竹
おかみさんがかわいいのが馬石師匠らしくて楽しい。
使いの者の上方言葉が聞き取れない松公に呼ばれて来たおかみさん。
一度聞いてまるでわからなくて、松公に向かって「お茶持ってらっしゃい」と言うのだが、もう一度やってもらえるとわかると、「良かった。あ、お茶はいいわ、二人で頑張って聞きましょう」と、松公を頼りにしているのがとても面白い。
使いのものが帰ったあとも、「でも松ちゃんは前に聞いてるんでしょ、良かった。じゃ私よりはわかるわよね」と相変わらず頼りにしているのが、かわいらしくて楽しい。

「出来心」
泥棒に入られた八が大家さんに聞かれるがままに、あれを取られたこれを取られたというのだけれど、馬石師匠のを見ていると八がそう言ってしまうのは気が弱いので大家さんにあれこれ聞かれるとその勢いに押されてついつい嘘をいってしまうという解釈でそれが独自で面白い。
また泥棒が飛び出してくるのもおじやがかかって熱くてじゃなくて、八のホラに思わずプッと笑ってしまって気付かれるという展開。
飛ひだしてきた泥棒が、懐にいれたフンドシをあわてて差し出す仕草をするのが、なんか妙に面白かった。

「替わり目」
おかみさんがおでんを買いに出て行ったあとでやってくるうどん屋。「替わり目」は何度も聞いているけれど後半部分を聞いたのは初めて。
それで替わり目っていうのかー。なるほど。
こちらもおかみさんが旦那だけじゃなく、車屋さんやうどん屋さんにやさしいのがいいなぁ。

毒がなくてかわいらしい馬石師匠の落語にあたたまった夜。
CDにサインもいただいて満足満足。