りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

第211回府中の森笑劇場 錦秋 柳家小三治の会

11/1(土)、府中の森芸術劇場ふるさとホールで行われた「第211回府中の森笑劇場 錦秋 柳家小三治の会」夜の部に行ってきた。
もともと昼の部に行くつもりでいたのだが、出かける直前にチケットを見たらこれが夜の部のチケットで、えええ?あたし間違えて夜の部を買っちゃってたんだーとがっくり。
しかもこの日は雨で、雨の中一人で府中まで落語を見に行くなんて…と、とほほな気持ち。
でもせっかくとったんだし!と重い体にムチを打って出かけていったのであった。

・入船亭小辰「鈴ヶ森」
・古今亭志ん好「風呂敷」
・桂やまと「阿武松
桂吉坊河豚鍋
柳家小三治「お化け長屋」

小辰さん「鈴ヶ森」
軽快に「鈴ヶ森」。ほんとに小辰さんは出来る二つ目さんだなぁ。

志ん好師匠「風呂敷」
わかりやすく楽しい「風呂敷」だった。

やまと師匠「阿武松
ご本人の風貌とおすもうさんの噺がぴったり合ってる。

吉坊師匠「河豚鍋
いやこれがもう面白い面白い。上手だし客席をぐーーっと引き付ける力があるし吉坊師匠はほんとにすごい。大好きだ。

小三治師匠「お化け長屋」
今日はこれといってお話することがないんです、と小三治師匠。
なにか言いかけては「いやこれはやめておきましょう」とやめる、を繰り返す。
あまりに話すことがなかったからか?芸論をやりかけたもののやっぱりいやだ!と思ったらしく「これもやめておきかしょう」。
逡巡する中には人間国宝の話もあったようなきがする。聞きたかったなぁ〜。

最後は怪談噺のまくらをふって「お化け長屋」へ。
「お化け長屋」は何回か聴いているんだけど、二番目の男が杢兵衛の話にいちいち「なにを〜?!」と突っかかるだけでおかしくて大笑い。
まくらが定まらなかったことを申し訳ないと思ったのか、幕が下りる時に両手を合わせて謝る小三治師匠が面白かった。