りつこの読書と落語メモ

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深夜寄席

10/4(土)、東西笑いの喬演が終わってすぐに新宿に向かい、末廣亭深夜寄席に行ってきた。
新宿に20時すぎに着いてPRONTOに寄って生ビール&ポテトフライでお腹を満たしてから並ぼう!という目論見があったのだが、両喬師匠が熱演で空き時間はなし。
半蔵門前のコンビニで卵サンドを買って早足で末廣亭に向かうとすでに開場していた。ひえー。
お金を払おうと思ったら立っていたのが一左さんで「あ!来ていただいてありがとうございます!」と言われてうれし恥ずかし。
入ってみると、すごい人人人。深夜寄席って人気なんだ?!若者が多くて熱気があってうれしいのと驚いたのと。飲んだ帰りっぽい若者や仕事帰りのサラリーマン、カップルなど。昼間の末廣亭とは全く違う雰囲気。でもいいんじゃないか、こんな風に人がたくさん入るのは。場所もいいしなんといってもワンコインだから気軽に入れるし。これでなんとなく入って見て私のようにずぼずぼハマる人もきっといると思う。そして純粋に「お笑い」として楽しんでいるお客さんでいい雰囲気だった。

・小辰「目黒のさんま」
・一左「短命」
・花いち「幸せって」
・時松「ためし酒」

小辰さん「目黒のさんま」
お客さんの熱気に煽られたのか、いつもよりクスグリ多めで絶叫したりアクションも大きめ。お客を見て芸を変えられるのね、さすが。
小噺にウケたり落語のストーリーに聞き入る雰囲気がいつもと違っていて新鮮。
小辰さんのお殿様、駄々っ子みたいでかわいい。

一左さん「短命」
500円というのは破格の安さだという一左さん。
中には「500円は安すぎるよ。1000円にしなよ」なんて言って下さるお客さんもいるんですが、そういう方に限っていざ値上げすると来なくなっちゃう。
ってありそうだなー。たしかに!

そんなまくらから「短命」。
とにかく察しの悪い八五郎と、はっきりと言いたくなくてぼかして言うご隠居さん。
おまんまをかみさんがよそってやってる、しかもふわっと!
「いやたいていはかみさんがよそうよ」「たいていはふわっとよそうもんだよ」といちいち丁寧に答えるご隠居さんがおかしい。
八五郎のおかみさんも期待通りの凶暴さ(笑)。文句を言いながらも慣れてる八五郎がかわいい。
お客さんにもウケてて客席をあたためていた。よかった〜。

花いちさん「幸せって」
初めて見る花いちさん。
「私、見た目弱そうでしょ。中身はもっと弱いんです」って落語と一緒で大笑い。
前座時代、小心者なのでお茶を出すにも手が震えてよく師匠方から怒られた。上から怒られ、そのうち下からも怒られ、私は落語の世界の上下関係を破壊した男です。そんな私が前座時代心が折れそうになると裏に行ってカバンから取り出して読んだのが岡本太郎の「自分の中に毒を持て」。これを読んでずいぶん励まされました。

もうこのまくらでハートを鷲掴み。
そして「幸せって」というこの新作落語がまたおかしい。ありがちな新作なんだけど、なんだろう、花いちさんがやるとやたらとおかしくてツボすぎて笑いが止まらなくなってしまった。
新作って噺家さんの人柄によって面白くなったりそうでもなくなったりするんだなぁ…。おもしろい。

時松さん「ためし酒」 これを見てたらもうお酒が飲みたくなって飲みたくなってたまらなかったー。
時松さんがどんどん酔っぱらっていって陽気になっていくのが楽しくて、しかも久しぶりに聴いたのでオチを忘れていて、他のお客さんたちと一緒になって「ほぉ〜!!」と感心してしまった。楽しかった。

これで500円は安いっ!また行きたい。深夜寄席