りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

第25回 グズグズ寺(寺入り前)

第25回 グズグズ寺(寺入り前)

9/25(木)、らくごカフェで行われた「第25回 グズグズ寺(寺入り前)」に行ってきた。
この日は落語がほぼ初めてという友だちを誘って行ったのだ。元気のいい若手の勉強会しかもゲストは夢吉さんだから面白くないわけがない。

・トーク(小笑、松之丞)
・小笑「権助魚」
・松之丞 (秘) 
〜仲入り〜
・夢吉「風呂敷」
・昇也「目黒のさんま」

トーク(小笑さん、松之丞さん)
あとのふたりがまだ到着してないんです、と松之丞さん。
しかも今日は落語が初めてというお客さんがいらっしゃる。
え?なんで知ってるの?と思ったら、他のお客さんで初めての人がいたらしい。
だから余計に気合が入るんですが、考えてみると今日の一番最初の出番が小笑さん。初めて聞く落語が小笑さんでいいんでしょうか?いやほんとに気の毒…でも歴史は塗り替えて行くことができますから。松之丞さんがそう言うと「いやでも初めては初めてですから。塗り替えることはできませんよ」と小笑さん。
「僕がせっかくフォローしてるのになんで台無しにするようなことを言うんですか」と松之丞さん。

いやもうトークだけで面白いわー。松之丞さんって見るたびに好きになるわー。

小笑さん「権助魚」
小笑さん、初めて見たんだけどちょっと百栄師匠っぽいルックスと喋り方でなんか面白い…。しかも時々噺の途中で目が死ぬのがたまらなくおかしい。
ネタおろしで危ういところもたくさんあったんだけど、そして時々妙な間があってヒヤヒヤするんだけど、それもまた楽しい。笑ったわー。

松之丞さん (秘)
訳あってこの日にした噺についてはマル秘でお願いします、ということなので書けず。
講談はちょっと苦手かなぁと思っていたんだけど、松之丞さんの講談を聞いていると、「あら、いけるかも」という気持ちになるなぁ。
これ以上手を広げたくないけど、ちょっと追っかけたくなるな、松之丞さん。

夢吉さん「風呂敷」
何日か前に松之丞さんから電話がありまして「25日空いてますか?」と聞かれ、いやらしい話ですけどその瞬間に「これの話だな」とOKポーズ。
「空いてるよ」
「らくごカフェでやってるグズグズ寺にゲストでお願いします」
「え?(それって勉強会でしょ?勉強会っていうのは自分たちの勉強のために都合のいい日に集まってやるものなのでは?それにゲストって?ああ、でもこの人たちにはお世話になってるし迷惑もかけてるし…)わかった。いいよ」
「それでこの会はネタおろしの会なのであにさんもネタおろしでお願いします」
「え?(ゲストで呼ばれてさらにネタおろし?なにそれ?っていうか後出しジャンケンがすぎるでしょ!)」

どんなぶっちゃけ話をしても夢吉さんが言うとまったく毒がなくてただただ楽しい。ほんとに夢吉さんは太陽のような人だ。
そんなまくらから「風呂敷」。
相談に来られた兄貴の知ったかぶり。酔っ払った亭主のおまぬけぶり。もうあちこちに笑いどころがいっぱいで楽しかった〜。

昇也さん「目黒のさんま」
昇也さんもいつも安定の面白さ。
「目黒のさんま」、殿様が振り回す刀を家老が真剣白刃取りのがバカバカしくも楽しい。
これからもっと面白くなりそうだけど、さんまの季節もそろそろ終わりなのか。わはは。

初めて行った友だちも最初から最後まで笑っていたのでよかった〜。