りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

第三百九十五回 日本演芸若手研精会 文月公演

7/3(水)、日本橋公会堂で行われた「第三百九十五回 日本演芸若手研精会 文月公演」に行ってきた。

・市助「子ほめ」
・こみち「浮世床(本)」
・志ん吉「犬の目」
・夢吉「汲みたて」
〜仲入り〜
・遊一「たがや」
・市楽「幾代餅」 仕事で遅れて到着したときは市助さんの「子ほめ」が終わるところだった。残念。

こみちさん「浮世床(本)」
こみちさんの「浮世床」は二回目か。この噺好きなんだよねー。バカバカしくて。
大爆笑度でいうと百栄師匠なんだけど、こみちさんのも好き。
たどたどしく読む吉さんに「やけに(空気が)漏るねぇ」っていうのがいつもツボ。

志ん吉さん「犬の目」
「犬の目」は鯉昇師匠でしか聞いたことがなかったので嬉しい。
目の悪い男がなんと野々村議員。わーわー号泣しすぎて目が悪くなるという…。落語家がいじらないわけがないよな、あの会見。
シュールな噺だけど好きだなー。

夢吉さん「汲みたて」
出てきただけで嬉しくなる夢吉さん。あの笑顔、いいよねー。ご本人は自分はネガティヴというけれど、太陽のような明るさをいつも感じる。
そして噺はなんと「汲みたて」。この間雲助師匠で初めて聴いた噺。
雲助師匠と比べると(比べちゃいけないかもしれないけど)、師匠さんが色っぽくなくて、建具屋の半ちゃんのいい男度も高くないけど、師匠目当てで稽古に通う男たちがとにかく賑やかでかわいい。
師匠が半ちゃんとできてると聞いて「うわーーん」と泣く男もかわいいし、甘納豆を頬張る男もかわいい。
船の上での大騒ぎもバカバカしくて大笑い。楽しい!

遊一さん「たがや」
こちらもついつい雲助師匠の「たがや」と比べてしまうんだけど、やけくそで威勢のいいたがやさんがおかしくて楽しかった。

市楽さん「幾代餅」
市楽さんは初めて見たと思ったのだが、ブログを検索したら「鯉昇ひとり会」で見ているんだった。
市馬師匠のお弟子さんらしく、がちゃがちゃしてないゆったりとした落語で好きだった。