りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

ビッグ・ピクチャー

ビッグ・ピクチャー (新潮文庫)

ビッグ・ピクチャー (新潮文庫)

★★★★

ウォール街の大手法律事務所。30万ドルを超える年収。妻とふたりの息子。ヤッピー弁護士のベンは、それでも満たされぬ思いを抱いていた。そして妻の不貞に気づき、激情に駆られて凶行に及んだあとで、ベンはそれまでの自分をも葬ることを決意した…。エリートから逃亡者へ、ニューイングランドからモンタナへ。数奇な運命と皮肉な結末をスリリングに描き、全米を震撼させた問題作。

久々にエンタメを読んだなぁ!という感じ。
予備知識なしに読んでいたので、最初は主人公ベンと一緒にイライラし、そのあと「そういう展開?!」と驚いたのだが、もうこれはなにも考えずに物語に身を委ねればよいのね!と腹をくくったら(?)、一気に楽しくなってきた。
多分読んでいる時の自分、「悪い顔」になっていただろうな、と思うとちょっと笑える。

あまり細部は気にせずに、おおっ!と読むがよろし。