りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

第12回 楽橋亭 鯉昇・菊之丞二人会

6/3(火)、内幸町ホールで行われた第12回 楽橋亭 鯉昇・菊之丞二人会に行ってきた。

・鯉和「金明竹
・鯉昇「鰻屋」
・菊之丞「天狗裁き
〜仲入〜
・菊之丞「親子酒」
・鯉昇「刑務所桃太郎」「安兵衛狐」

鯉和さん「金明竹
声が大きくて分かりやすい。
関西弁で喋るところがスピードがあって独特で面白かった。
その分、おかみさんが旦那に話すところが間延びしてしまっていたのが残念。

鯉昇師匠「鰻屋」
前に見たときは、鰻屋が鰻を追いかけて退場していったのだが、今回はそれとは別バージョン。
患っている鰻が赤十字のマークの桶に入っていたり、電気鰻にはJISマークが入っているのがおかしい。 皿で鰻をとろうと身構えて、鰻と目を合わすまいとするところがめちゃくちゃおかしかった。

菊之丞師匠「天狗裁き
おかみさんが寝ている亭主の鼻ちょうちんを実況中継するのがおかしい。
菊之丞師匠のおかみさんは威勢のいいおかみさんでもどことなく色っぽいんだよなぁ。
「まあまあ…」と喧嘩の仲裁に入った人がみな「私には話してくれ」と態度を変えるところがなんともいえずおかしい。

菊之丞師匠「親子酒」
わりと重たいお客さんだったから鉄板ネタを持ってきた?
菊之丞師匠の「親子酒」は抜群に面白い。
酔っ払っていくおやじの欲しがり方、飲み始めてからのしつこさがたまらなくおかしい。
へべれけになってからのぐにゃぐにゃぶりも最高で、う突っ伏せになりながら「ポールマッカートニーは何をしに日本へ来たんだ」とつぶやいたのがツボすぎて大爆笑。

鯉昇師匠「刑務所桃太郎」「安兵衛狐」
「桃太郎」の改作をまくらのようにやってから、そういうパロディをやりますと宣言して話し始めたので「パロディなんだな」と思って聞いていたんだけど、フツウに「安兵衛狐」だったような…。十分面白かったんだけど、パロディと思って聞いていたので、サゲがフツウだったので「あれ?」とお客さんがみんなちょっと驚いているうちに幕が降りてきてしまって、ちょっとええええ?と。
あれはなんだったんだろう??