りつこの読書と落語メモ

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ノックス・マシン

★★★★

上海大学のユアンは国家科学技術局からの呼び出しを受ける。彼の論文の内容について確認したいというのだ。その論文のテーマとは、イギリスの作家ロナルド・ノックスが発表した探偵小説のルール、「ノックスの十戒」だった。科学技術局に出頭したユアンは、想像を絶する任務を投げかけられる…。発表直後からSF&ミステリ界で絶賛された表題作「ノックス・マシン」、空前絶後の脱獄小説「バベルの牢獄」を含む、珠玉の中篇集。

このミスで1位だったので、目くるめくストーリーが展開する本格ミステリーなのかと思っていたらそうではなく、英国ミステリ好きの心をくすぐるバカミス(褒めてます)の風味。
ミステリの薀蓄とSF設定が心をくすぐるが、相当なミステリ好きでないと理解は難しそう。

尻切れトンボに思えた「ノックスマシン」が最終話できちんと風呂敷をたためているところがナイス。しかもちょっとうるっとくるラストで余韻が最高。面白かった。