りつこの読書と落語メモ

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落葉

落葉 他12篇

落葉 他12篇

落葉の喧騒が吹き過ぎた町に、重く、虚しく残された「死」がひとつ。生の明滅を見つめて、物語の可能性をさぐり、かの蜃気楼の町。マコンド創造に至る、若き日の作品群。ガルシア=マルケス全小説、1947‐55年に発表された12の短篇と、長篇。

マルケス追悼の気持ちで読んだのだが、思いのほか死の匂いの強い作品が多く読んでいて胸が苦しくなってきた精神状態の悪い時に読んではいけない本だった…。

百年の孤独」を読んだときに感じたのは、生と死の間の境界はひょいっと超えられるようなものでその繰り返しの中で何か脈々と続いていくものがある、ということ。
死んでそれで終わりというわけじゃない、というのを期待してこの本を読んだのだが、こちらの作品はむしろ死んでいく生…の方に重きを置いた作品が多くて読んでいて滅入ってしまった。

短編って読みやすいようで案外しんどい。不吉な物語が次々繰り広げられると自分もその世界に取り込まれていくようで…。
表題作の「落葉」が一番最後に収められているのだが、そこまでたどり着けなかった。
また元気になったときに挑戦しまふ。