りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

第15回春風亭百栄ひとりあそび『ボクの部屋』

3/19(水)、道楽亭で行われた「第15回春風亭百栄ひとりあそび『ボクの部屋』」に行ってきた。 直前まで行くかどうか迷っていたので予約なしで行ったのだが、入れるか聞いたら「どうしようかな」と言われ焦る、るるる〜。 お席ございますと当日つぶやかれていたので安心しきっていたのだけれど、結構いっぱいだったみたいだ。

・百栄『弟子の強飯』
・百栄『フェルナンド』
〜仲入り〜
・百栄『雨夜の引き窓』

『弟子の強飯』
大好きな噺。圓生のモノマネが最高すぎる!
行こうかどうしようか迷っていたのは、今落語なんて聴いてる場合じゃないかも…という事情があったからなのだけれど、ふにゃっと喋り始めた百栄師匠を見たら、来てよかった…としみじみ思った。癒される。

『フェルナンド』
サッカーが好きでよく見るけれど、日本のより世界の方が見ていて面白い、という百栄師匠。なぜならプレイは素晴らしいけど人間としては強烈なんだろうなぁ…友達にはなれないなぁ…という人が目立っていて、それを見るのが面白いと。
そんなまくらから「フェルナンド」。
エースストライカーだけど喧嘩っぱやくてすぐに審判に食ってかかるフェルナンド。
お前が抜けたらこの試合に勝つことができなくなるとほかの選手になだめられ審判に謝るのだが、この審判が言うことが憎たらしくて、すぐにまた沸騰してしまうフェルナンド。
フェルナンドが怒り出す様がテレビで見る外国人選手にそっくりで大笑い。

『雨夜の引き窓』
落語っていうのはいろんな種類の噺があって、決して面白い噺だけじゃないんですよね。自分はこれでも一応春風亭なのでこんな噺もやってしまいます。みなさんが聞いていて楽しいかどうかっていうと…すみません、と。

うわ、これは確かに百栄師匠らしからぬ…。
笑いどころはほとんどない。
とにかくここに出てくる与兵衛が悪い悪い。前に雲助師匠で見た「髪結新三」にも似た非人間。
息を詰めて聞いていたのだが、発端で終わってしまって後が気になる〜。