りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

池袋演芸場 正月二ノ席昼の部

1/11(土)、池袋演芸場 正月二ノ席昼の部に行ってきた。
池袋演芸場では自由席の前売り券を販売していて、前売り券を持っている人が優先的に入場できると知ってはいたのだが、前売り券は入手できず。とりあえず1時間前ぐらいに並べばなんとかなるだろうと出かけて行った。
昼は演芸場前のケンタでチキンでも食べようと思っていたのだが、行ってみたらすでに50人ぐらい?並んでいたので、コンビニでおにぎり&サンドウィッチ&お茶を買って並ぶ。並びながら本を読みながらおにぎりを食べる、るるる〜。 私のあとにもどんどん人が並んできて、小三治人気を見せ付けられる。凄いなぁ。
前売りの人は早めに入場できたようでうらやますぃ。今度こそぜひ前売りをゲットしたいもの。

12時半の開場でようやく入れたのだが、席はかなり埋まっていた。
後ろの方で見るのは嫌だったので、真ん中の列の補助席に座った。そういえば天どん師匠のお披露目興業の時もこのあたりに座ったんだった。お尻は痛いけどいいのだ、近くで見られるのならば。落語は近くで見る芸だ。

・小はぜ「道灌」
・歌る多一門「松づくし」
・ろべえ「たけのこ」
・燕路「黄金の大黒」
・こいる 漫才
・白鳥「アジアそば」
・小里ん「磯の鮑」
・さん八「替り目」
正雀紀州
・アサダ二世
花緑「つる」
正蔵 漫談
ロケット団 漫才
文楽 漫談
〜仲入り〜
・禽太夫 漫談
・文左衛門「目薬」
・はん治「ぼやき居酒屋」
・ぺぺ桜井 ギター漫談
小三治「出来心」

歌る多一門「松づくし」
こういうの、お正月らしくていいなぁ!
「拍手が遅いっ!」と客にダメだしする歌る多師匠。え?遅かった?と次の時にはパラパラと拍手が起きると「はやすぎ!合図してから!」。その後、「はいっ!」と言われてあわてて拍手すると、「よし!」とばかりにガッツポーズ。かっこいい。

こいる先生 漫才
のいる先生が入院しているのでこいる先生がひとり漫才。やりづらそうだけど、ぶっちゃけトークに応援したい気持ちがもりもりと…。がんばれ。

白鳥師匠「アジアそば」
「アジアそば」はこれで3回目?なのだが、いつ聞いても笑ってしまう。そして会場も大爆笑に包まれる。
白鳥師匠のパワーは本当にすごい。

小里ん師匠「磯の鮑」
大好きな小里ん師匠。
「磯の鮑」はあまりやられていない噺らしいのだが、「女郎買いの師匠」と呼ばれるご隠居のところで与太郎が吉原のしきたりについて指南してもらいに行くという噺。
教わった通りにやろうとする与太郎といちいちハズす花魁とのやりとりが楽しい。

さん八師匠「替り目」
次の演者アサダ3世先生がまだ到着してないということで、長めにやってくれと言われて出てきた、と。
そんなこと急に言われても困るんだよねぇと言いながらも「替り目」をたっぷりと。まくらから噺に入ったとたんにべろんべろんに酔っ払っていて、本当に飲んでいるんじゃ?と思わせる。面白かった。

花緑師匠「つる」
鈴本の初席で小三治師匠の代演をつとめた時の話をたっぷりと。分かってきているお客さんはいいけれど、小三治目当てで来たお客さんが半分ほど。その人たちの刺すような視線が痛かった、と。
突然「っていうとあれですか。つるはもともと首なが鳥と言ってたんですか」というので場内が爆笑。「うん。まくらが長すぎるとこういう入り方をするしかないんだ」。

文楽師匠 漫談
花緑師匠の後に、正蔵師匠、ロケット団と続いたのだが、「花緑が長くやり過ぎて今も楽屋で怒られて謝ってる」には笑った。

文左衛門師匠「目薬」
前に出た禽太夫師匠が短すぎだ!と怒りながら「目薬」。落語に出てくるおかみさんって本当にいいなぁ…。亭主のバカに付き合ってくれるのが女の自分から見てもかわいくてうれしくて、これって要するにおやじ’S dream?
苦手感のある文左衛門師匠なのだが、楽しかった。

小三治師匠「出来心」
待ってました!の小三治師匠。大好きな小三治師匠の「出来心」なのだが、今回も「花色木綿」はなし。「花色木綿」のはっつあんと大家さんの会話が大好きなんだよう。いつか見てみたいけどそれはかなうのだろうか…。
「信者」と呼ばれてもいいさ。信者上等さ。
小三治師匠はそこにいてくれるだけでいい。今年もいっぱい小三治師匠を見たい。追いかけたい。love。