りつこの読書と落語メモ

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第二十二回 大手町落語会

12/29(土)、日経ホールで行われた「第二十二回 大手町落語会」に行ってきた。これが私の落語納め。

柳家さん坊「つる」
桂文治「掛け取り」
柳家さん喬「福禄寿」
〜仲入り〜
瀧川鯉昇「武助馬」
柳家権太楼「芝浜」

文治師匠「掛け取り」
文治師匠の「掛け取り」は、狂歌、落語、喧嘩の三つ。落語では取り立てにきた加藤さん(今回の落語会の主催者)が落語好きだからと、噺家のものまねを次々に披露。円丈師匠と権太楼師匠の物まねが最高だった。

さん喬師匠「福禄寿」
最初は喬太郎師匠のほうが好きだったんだけど、最近どんどんさん喬師匠が好きになってきた。
出来の悪い長男と出来のいい次男。金の無心に来る長男にきつい言葉をかけながらも、実子ではない次男に気を使う母の心情が伝わってくる。
寒い雪の中、酒を飲んで気が緩む兄と、兄が落とした金を見つけて青ざめる弟。大げさに演じるわけではないのになんでか胸が締め付けられて涙が…。

鯉昇師匠「武助馬」
いやぁ、今年はほんとに鯉昇師匠をよく追っかけたなー。まくらからのつなぎですぐに「武助馬」だ!とわかるほど。
熱演はしないと言いながら、リズミカルな所作で笑いを誘う。

権太楼師匠「芝浜」
本当は今日は「にらみ返し」をやるつもりで来た。なのに文治のやつが「掛け取り」をやるからできなくなっちゃった。さてどうしよう。
権太楼師匠がそう言うと客席から「芝浜!」「うどん屋!」と声がかかる。
「うどん屋は明日ネタだししてるから、今ここでやると稽古になっちゃう」というと「芝浜!」とまた声が。
「おれは紙切りじゃないんだよ」に爆笑。

それにしてもみなさん好きなんだね、「芝浜」が…。
年末になると聞きたくなる。これを見ないと年末って感じがしない。「忠臣蔵」みたいなものなのか。
そんなにたいした噺じゃないように思えるんだが。

と言いながら、権太楼師匠の「芝浜」はとてもよかった。
これで「芝浜」は三回目だったので、違うところが見えてそこに師匠の解釈とかこだわりを感じられた。
そしてまんまと泣かされた。