りつこの読書と落語メモ

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新版三人集 第二回

10/30(水)、日本橋教育会館で行われた「新版三人集 第二回」に行ってきた。

・入船亭ゆう京「弥次郎」
・春風亭一蔵「猫と金魚」
・入船亭小辰「一分茶番」
・柳亭市弥「竹の水仙
〜仲入り〜
五街道雲助「身投げや」
・春風亭一蔵「らくだ」<

ゆう京さん「弥次郎」。
面白かった。こういうほら話って大好き。飄々としていて落ち着いてるなぁと思ったら京大出身なんですて。
ちょうど視線の先の席に座っていたので、ずーーっと目が合っているようで、緊張した…。どきどき。

一蔵さん「猫と金魚」。
まくらでは自分が田柄高校出身だという話。名前さえ書けば合格できる学校だが、それでも自分の親戚の中では結構な高学歴。そんな環境なのに娘が先生になりたいと言い出して塾に通うようになった。
この間塾の面談が会って行ってきたのだが、先生(女)がやたらと社会をとれと勧めてくる。だんだん塾の面談という感じじゃなくて、キャバクラでフルーツ盛りを勧められたときみたいな感じになってきた、というのが笑える。

「猫と金魚」は前に一之輔師匠の会で見たことがあるお得意ネタなのだろうな。
とんちんかんな行動をとる番頭に「どして〜?」というのがおかしい。

小辰さん「一分茶番」
役者のセリフが多くて難易度が高そうな噺だなー。
なまりがうまくてそこで結構笑えるので、緩急がちゃんとついていて、なかなか。
前に一度見たことがあるだけだったけど、好きだな、小辰さん。

市弥さん「竹の水仙
前座から二つ目に上がったとき、嬉しくて浮かれていて小三治師匠をしくじったことがある。
楽屋で小三治師匠に着物を着せるのに、着物と間違えて羽織を渡しちゃった。「なんか短い着物だなぁ」と見てみれば羽織。
「お前誰の弟子だ?」と聞かれて、仕方なく「市馬の弟子です」。
その場には市馬師匠もいて「大変申し訳ございません」と一緒に頭を下げてくれた。

そんなまくらからの「竹の水仙」。
宿屋の主人が口が悪いけど人が良くてかわいい。ちょっと舌っ足らずなのが女心をくすぐるのか?
チラシがちょっと勘違いしているようで「おいおい」と思っていたけど、思いのほか真面目な落語であった。

雲助師匠「身投げや」
スペシャルゲストの雲助師匠。「ゲストって言われるのはいやですね。それよりこの世界にはいい言葉があります。助(すけ)っていうんです」と。
この三人は行く末大きな看板になる予感がします。そしてこの会も回を重ねていって素晴らしい会になっていくでしょう。そんな予感がします。問題は私の予感はよくはずれるんです。

雲助師匠らしい応援のメッセージ。
そしてさらりと「身投げや」。もうこれが面白いのなんの。表情がおかしいし、一つ一つの仕草がゆっくりでおかしい。かっと上を向いただけで笑ってしまう。
雲助師匠のこのあっさり加減が好きだ。

一蔵さん「らくだ」
からだも声も大きくて本当に「らくだ」にぴったりな噺家さんだなー。
かんかんのうをやるところで「私は歌は下手なんだよ」には大爆笑が起きていた。

初めて二つ目さんの3人会というのに行ってみたけれど、会場は常連さんが多く、成長を見守ろうという雰囲気で、とても良かった。また行ってみたい。