りつこの読書と落語メモ

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社会人大学人見知り学部 卒業見込

★★★★

中二病全開の自意識を閉じ込めて、社会への参加方法を模索した問題作!ダ・ヴィンチ連載の読者支持第1位!オードリー若林の社会人シリーズが、待望の書籍化。社会を生き抜くための“気づき”がここに。すべての社会人へのエール。

読んでいてなぜか泣きそうになった。好きだわ〜若林。
経験のレベルがまるで違うけれど、それでも共感する部分が多くて、励まされた。

今もなっちゃ「ポジティブシンキングになれる方法」も「自信を持って輝ける方法」もまったく興味が湧かない。結局、今回の人生でこの形状記憶合金から下りられないんだ。と自分を変えることを諦め、自分の性質を受け入れることにした。
受け入れてからは負の感情に飲みこまれそうになる時、「またかー」と形状記憶合金をなぞるようになった。
そうすると不思議なことに案外飲みこまれたりしないのである。事前にシミュレーションしているから受け身がしっかり取れる。
その時、「ああ、俺は”大丈夫”って誰かに言ってほしかったんだな」ということに気づいた。
(中略)
ぼくは、この先ネガティブな感情から抜け出せない仲間がいたら、ぼくの想像力が及ばなかろうが、経験値が及ばなかろうが、保身せず「大丈夫」だと言い張ろうとその時決心した。
本当に大丈夫かの信憑性はどうでもいい、まず大丈夫と言う。そして、言ったこといより生じる責任を、負おう。
(中略)
大丈夫と言うことから大丈夫は始まるのだ。

結果ではなく積み上げていった経過が自信つながる、という言葉にも激しく同意だ。
結果はぱっとしなかったとしても、自分がここまでやってきたことは消えない。それが自分の拠り所になっていく。

心静かに誰にも嫌われず誰の事も嫌いにならず穏やかに暮らしたいけどそれだとつまらない。
自信がないから幸福感が薄い。しかし「見切り」は「自信」の代用品になる。

だめな自分を俯瞰して見つめる視線をきちんと持っているから見苦しくないのだと思う。見習いたい。