りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

鈴本演芸場 9月中席夜の部

9/17(水)、鈴本演芸場 9月中席夜の部に行ってきた。
お目当ては、トリの龍玉師匠。雲助師匠の掲示板でトリを龍玉がつとめます、という書き込みを見て、ぜひ行きたい!と思っていたのだった。

・春風亭一朝「目黒のさんま」
・ダーク広和 奇術
春風亭百栄「とんびの夫婦」
・文菊「そば清」
〜仲入り〜
・ホームラン 漫才
春風亭正朝「蔵前駕籠」
柳家小菊 粋曲
・蜃気楼龍玉「ねずみ穴」

一朝師匠「目黒のさんま」。
ひたすら明るくて楽しい高座。
さんまが焼ける様子が生き生きと楽しくて、ばちばちいって焼けているさんまが目に浮かんでくる。
「ばちばちばちっ!!」とやったあとに、「なにもそんなに一生懸命やるこたぁない」ってつぶやくのがおかしい。
好きだなぁ、一朝師匠。

百栄師匠「とんびの夫婦」
百栄師匠を寄席で見られるととってもうれしい。
「とんびの夫婦」は二回目。おかみさん同士の会話がちょっと気だるくておかしい。

文菊師匠「そば清」。
うまいなぁ。なんだろう、この落ち着きは。
そばを食べる様子が上手で思わずごっくん。
そしてじっくり落ち着いて食べているのにあっという間になくなってる、っていうのが楽しい。

龍玉師匠「鼠穴」。
ほとんどまくらもなくすぐに噺に入った。
この噺に出てくるお兄さん。最後まで悪い人なのか良い人なのかわからない。いざとなったら裏切るんじゃないかという危うさがあって最後までドキドキ…。
噺の筋は知っているのに龍玉師匠の一挙一動、目が離せなくて、息を止めて見ていた。
噂にたがわず素敵だー。ハートを射抜かれた。ばたっ。