りつこの読書と落語メモ

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いつも彼らはどこかに

いつも彼らはどこかに

いつも彼らはどこかに

★★★★★

この世界が素晴らしいのは動物たちがいるから――震えるような感動を呼び起こす連作小説。たてがみはたっぷりとして瑞々しく、温かい――ディープインパクト凱旋門賞への旅に帯同することになる一頭の馬、森の彼方此方に不思議な気配を残すビーバー、村のシンボルの兎、美しいティアーズラインを持つチーター、万華鏡のように発色する蝸牛……。人の孤独を包み込むかのような気高い動物たちの美しさ、優しさを、新鮮な物語に描く小説集。

読み始めたとたん森の中にいるような心持ちになれる。
ピンと張りつめた空気に生き物の気配。たまらなく好きだ。

どれも好きだけど一番はビーバーかなぁ。最終話も良かった。表紙が頬擦りしたくなるくらいかわいい。
もっと読まなきゃ、小川洋子さん!