りつこの読書と落語メモ

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特捜部Q ―カルテ番号64―

特捜部Q ―カルテ番号64― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

特捜部Q ―カルテ番号64― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

★★★★

特捜部Q」――過去の未解決事件を専門に扱うコペンハーゲン警察の新部署である。「Q」が今回挑むのは、八〇年代に起こったナイトクラブのマダムの失踪事件。アサドとローセの調査によるとほぼ同時に五人もの行方不明者が出ているという。カール・マーク警部補は大事件の匂いを嗅ぎつけ捜査に着手。やがて、壮絶な過去を持つひとりの老女と新進政党の関係者が捜査線上に浮かび上がってくるのだが……。デンマークを代表する文学賞「金の月桂樹」賞受賞! 人気警察小説シリーズ、待望の第四弾!

面白いのと辛いのとで一気読み。
そうなのだ。特捜部Qメンバーのやり取りの楽しさで忘れがちなのだが、陰惨な事件や虐待が中心にあるのだ、このシリーズはいつも。

今回はデンマークに実際に存在した女子収容所と未だに根強い人種差別について、作者自身が強い怒りをもって描いてるため、読むのが辛かった…。
悪い遺伝子を持った人間は生まれてこないほうがいい。
なんという恐ろしい発想なのだろうか。今の日本でもこういう論理をふりかざす人がいないわけではないから怖い。

全10巻という構想らしいので、アサドの秘密もトラウマとなっている事件の真相もまだまだ引っ張るんだろうなぁ。
しかし四巻目にしてまだまだ失速は見せてないので期待大である。