りつこの読書と落語メモ

読んだ本と行った落語のメモ

たんぽぽ娘

たんぽぽ娘 (奇想コレクション)

たんぽぽ娘 (奇想コレクション)

★★★★★

「おとといは兎を見たわ、きのうは鹿、今日はあなた」
丘の上にいたのは、たんぽぽ色の髪が風におどる、未来から来た女。甘い出会い、ほろ苦い人生、そして時を超える愛……
永遠の名作「たんぽぽ娘」を名訳と定評のある伊藤典夫訳(改訳決定版)で収録する、待望のヤング傑作選。

SFなのに妙に懐かしい。 ロマンティックなんて口にするだけで恥ずかしいけど、好きなんだなぁこういう世界。

たんぽぽ娘」なんて、これはオヤジ's dreamじゃねぇか?!という気もするけど、まるで映画で見たみたいに情景が浮かんできて、悔しいけど好きだ。大好きだ。

「河を下る旅」、「荒寥の地より」、「主従問題」、「ジャンヌの弓」もよかった。 特に「 荒寥の地より」がよかった。