そして生活はつづく
- 作者: 星野源
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2009/09/17
- メディア: 単行本
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どんな有名俳優にもロックスターにも地道な日常生活がある。何人たりとも、食器洗いから、トイレ掃除から、ごはん炊きから逃れることはできない! 苦手な〈生活〉をおもしろがろうと著者は試みた……。くだらないのに涙こぼれる、21世紀の爆笑エッセイ。
ドラマで見てからその存在が頭からはなれなくなった星野源。
おいおい大丈夫かと心配になるほどのダメ人間っぷりとひとり上手っぷりが他人事とは思えない。
ビシャ男、美人のようこさん、おじいさん…どの話も好きだが、明らかに場違いな体育会系の作品のオーディションに受かってしまって合宿に参加した話が一番印象に残った。
あのとき折れた何かはまだ自分の中にあるというフレーズ。「なにかを失った」でも「なにかを得た」でもなく「折れた何かがまだ自分の中にある」というところがとてもらしくて好きだ。
なかなかな人なのではという予感は、やっぱりそうであったか…という確信に。
この人面白い。もっと知りたい。