りつこの読書と落語メモ

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シスター

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日曜日のランチパーティーのさなか、妹のテスが行方不明だという切迫した電話を受けたビアトリスは、急いでロンドン行の飛行機に乗る。しかし、テスがいなくなった状況を調べていく中で、自分が妹の生活について何も知らないことに―そして自分が直視しなければならない恐ろしい真実に愕然とする。警察も、婚約者も、そして母までも離れていくが、ビアトリスはひとり真実を求めて進んでいく。だがそれは想像もしなかった危険な道だった。あなたは、何処にいるの?あなたの可愛い坊やは、何処に行ったの?―。

妹のテスが行方不明だという電話を受けたビアトリスはロンドンへ飛ぶ。誰もが産後鬱による自殺と結論づける中、ビアトリスだけはテスが自殺するわけはないと信じて一人真実を求めて妹の足取りを探す。

姉から妹への語りが静かで優しくて、夢中になって耳を傾けているうちにすっかり作者の思う壺にはまってしまった。
この手のミステリーは苦手なのだが(ドキドキに弱い)とても面白かった。それは検事をはじめ、登場人物に魅力があったからだと思う。
表紙がこの小説の静かな雰囲気を伝えていて見事だ。