りつこの読書と落語メモ

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柔らかな犀の角―山崎努の読書日記

柔らかな犀の角―山崎努の読書日記

柔らかな犀の角―山崎努の読書日記

★★★★★

読書の歓びから演技論、生と死の「かたち」まで、「本」から広がる名優の随想ノート、待望の単行本化。「週刊文春」好評連載「私の読書日記」6年分を収録。

山崎務は大好きな俳優だけど、これを読んでますます好きになってしまった。
気取りがなく粋で品のある文章から透けて見える何事も面白がる視線とフラットな心持ちがたまらなく素敵だ。

読んでる本も多岐にわたり、読み方も柔軟で読んでいて思わず笑みがこぼれてしまう。
日本の作家の本が多いが時々柴田元幸の翻訳本や池澤夏樹編集の世界文学全集について触れられていて嬉しい。
そして時々でてくる俳優としてのあり方や年の重ね方についての文章がとてもかっこいい。でもかっこよすぎないのがさらにいい。

ヤマザキはいい人だ。
昔、としまえんのコピーにあって、このヤマザキって誰だろう、山崎務だといいなぁと思っていたら、そのしばらくあとに山崎務がとしまえんにいるポスターが貼り出されて、うおおお!とコーフンしたことを思い出す。
山崎はやっぱりいい人だった。そして素晴らしい本読み人だった。
読みたい本がまた増えちゃった。