りつこの読書と落語メモ

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ある一日

ある一日

ある一日

★★

こんどこそ生まれてきてくれる――。赤ん坊の誕生という紛れもない奇跡。京都、鴨川にほどちかい古い町屋に暮らす四十代の夫婦のもとに、待ちに待った赤ん坊が誕生する。産みの苦しみに塗りこめられる妻に寄り添いながら、夫の思いは、産院から西マリアナ海嶺、地球の裏側のチリの坑道まで、遠のいてはまた還ってくる。陣痛から出産まで、人生最大の一日を克明に描きだす、胸をゆすぶられる物語。

生命の誕生を妻、夫、そしてお腹の中の「生き物」の視点から描いた小説。

うーん…。どうも苦手なのだなぁ、この人の描く世界が。
私も2回ほど出産を経験しているわけだけど、「(おれは)違った!」「そんなんじゃないんだ!」と言いたくなるのだなぁ。
あー男だったらそう感じるのかねぇ。さらに作家だったらそういうふうにとらえるんだねぇ。ふーん…。でもねぇ…。

読んでいると、聞き取りにくい小さな声で話しかけられているような、それでいてところどころ神経に障るような、なんともいえないイライラ感がつのる。
美しい文章だと思うのだけれど、全くハートに響いてこない。

多分周波数が違うのだな…。
これはきっと彼の作品の中でもストレートでわかりやすい方だと思う。これがわからないってことは多分何を読んでダメなんだろう…。すすすみません。